第403飛行隊 (航空自衛隊)

航空自衛隊 第403飛行隊について

第403飛行隊は、航空自衛隊の航空支援集団隷下、第3輸送航空隊に所属する輸送機部隊です。拠点は鳥取県境港市にある美保基地で、C-2輸送機を運用しています。

概要

第403飛行隊は、C-2輸送機による人員や物資の輸送を主な任務としています。その他、陸上自衛隊の空挺作戦への協力、輸送機操縦者の育成、離島からの急患空輸といった災害派遣、国際緊急援助活動など、幅広い活動を行っています。

前身は、1961年に編成された教育飛行隊であり、1978年に第403飛行隊として改編されました。部隊マークは3回変更されており、初代は輸送航空団の略称を桜の花でデザインしたもの、2代目はコールサインにちなんだ魔女のデザイン、現在の3代目は因幡の白兎と大国主命の神話をモチーフとしています。

沿革

1978年3月31日：輸送航空団隷下で美保基地にて部隊編成。
1979年3月19日：C-1輸送機を配備。
2015年6月22日：YS-11P輸送機の用途廃止を開始。
2017年3月28日：C-2輸送機の配備を開始。
2017年5月29日：YS-11P輸送機がラストフライト。
2017年11月8日～17日：C-2輸送機による初の国外運航訓練をジブチで実施。帰路、ドバイ航空ショーに参加。
2017年11月25日～12月1日：C-2輸送機による国外運航訓練を実施し、ニュージーランド、オーストラリアに寄港。
2018年1月31日：C-2輸送機による任務飛行を開始。硫黄島戦没者遺骨収集団員の輸送支援を実施。
2018年3月12日～19日：C-2輸送機による北米方面への国外運航訓練を実施。
2018年3月30日：部隊創設40周年記念式典を実施。
2018年4月4日：C-1輸送機が第402飛行隊へ配属替え。
2018年7月7日～19日：イギリスのロイヤル・インターナショナル・エアタトゥーに参加し、C-2輸送機の地上展示を実施。
2018年9月1日～9日：ジブチでの在外邦人等保護措置訓練に参加。
2018年12月1日～8日：インドのアグラ空軍基地で、初の日印共同訓練「シンユウ・マイトゥリ18」を実施。
2019年2月24日～3月5日：C-2輸送機によるアジア、大洋州方面の国外運航訓練を実施。オーストラリアのアヴァロン・エアショーで海外初の飛行展示、フィジーのナンディ国際空港に航空自衛隊機として初寄港。
2019年6月9日～26日：C-2輸送機による欧州、中東方面の国外運航訓練を実施。フランスのパリ航空ショーに初参加、地上展示を実施。カンボジア、アラブ首長国連邦に寄港。
2019年11月12日～23日：C-2輸送機による国外運航訓練を実施。ドバイ航空ショーに参加し、地上展示、デモ飛行を実施。

歴代運用機

YS-11：1978年～2017年
C-1：1979年～2018年
C-2：2017年～

関連情報

航空支援集団
第3輸送航空隊
美保基地
美保基地ホームページ

第403飛行隊は、C-2輸送機を駆使し、国内外での様々な任務を遂行しています。その活動は、航空自衛隊の輸送能力を支える重要な役割を担っています。

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