2020年3月6日、第43回
日本アカデミー賞の授賞式が行われました。この年の授賞式は、新型コロナウイルスの影響を受け、一般観客や取材陣を招かず、最小限の関係者のみで開催されたのが特徴です。これにより、令和最初の
日本アカデミー賞は特別な意味を持つ出来事となりました。
授賞式の司会者
今回は、フリーアナウンサーの
羽鳥慎一氏と、前回の最優秀主演女優賞を受賞した女優・
安藤サクラさんが司会を務めました。羽鳥氏がフリーアナウンサーとして司会を担当するのは、
1978年の第1回以来42年ぶりで、テレビアナウンサー出身の司会者も初めてのケースです。これにより、歴史に新たなページが加わりました。
受賞結果
最優秀作品賞
優秀作品賞
- - キングダム
- - 翔んで埼玉
- - 閉鎖病棟 -それぞれの朝-
- - 蜜蜂と遠雷
最優秀アニメーション作品賞
優秀アニメーション作品賞
最優秀監督賞
優秀監督賞
その他の主要受賞者
- - 最優秀主演男優賞: 松坂桃李 (__新聞記者__)
- - 最優秀主演女優賞: シム・ウンギョン (__新聞記者__)
- - 最優秀助演男優賞: 吉沢亮 (__キングダム__)
- - 最優秀助演女優賞: 長澤まさみ (__キングダム__)
- - 最優秀音楽賞: RADWIMPS (__天気の子__)
- - 最優秀編集賞: 河村信二 (__翔んで埼玉__)
受賞作品や受賞者は、映画界の様々な側面を反映し、特に『新聞記者』が目立つ結果となりました。数多くの才能が評価され、日本映画界のさらなる飛躍が期待されます。
放送と中継
授賞式は事前収録の形式で行われましたが、日本テレビ系列においては、スタジオでの進行部分が生放送される形を取られました。また、
ニッポン放送では受賞式に関する特別番組も放送され、多くのファンが楽しむ時間となりました。
特別賞
会長功労賞や会長特別賞、協会特別賞が贈られ、映画界における長年の貢献が賞賛されました。これらの受賞者は、映画という文化が広がることに重要な役割を果たしてきた方々です。
追悼
この授賞式では、故人を追悼する時間も取り、彼らの功績を称える場となりました。映画界の発展に寄与した多くの方々が哀悼の意を表されました。
以上が、
2020年第43回
日本アカデミー賞の概要です。新型コロナウイルスという逆境の中でも、多くの映画作品とその制作者達が賞を獲得し、業界全体が一丸となって作品の素晴らしさを称える瞬間となりました。