第47回皐月賞

第47回皐月賞の詳細

1987年4月19日、晴天の中山競馬場で第47回皐月賞が行われました。この日は良馬場のコンディションで、レースの開催に最適な環境が整いました。特筆すべき点として、この年からフルゲートが20頭に変更されたことがあります。これにより、レースのダイナミズムが一層増すこととなりました。

このレースにおいて最も人気を集めたのは、前走としてフジテレビ賞スプリングステークスを勝った「マティリアル」で、1番人気でした。続いて、報知杯弥生賞を制した「サクラスターオー」が2番人気、そして「マイネルダビテ」が3番人気に支持されていました。他には、バナレット、ホクトヘリオスなども注目を集めました。

出走馬と枠順

出走馬は以下の通りです：

• - 1枠1番: マティリアル (岡部幸雄)
• - 1枠2番: ニッポータイガー (鹿戸雄一)
• - 2枠3番: ガルダンサー (加藤和宏)
• - 2枠4番: スーパーファントム (柴田政人)
• - 3枠5番: レインボーアカサカ (的場均)
• - 3枠6番: サクラスターオー (東信二)
• - 4枠7番: ホクトヘリオス (河内洋)
• - 4枠8番: メグロアサヒ (木藤隆行)
• - 5枠9番: バナレット (増沢末夫)
• - 5枠10番: リワードタイラント (中野栄治)
• - 5枠11番: マイネルダビテ (田原成貴)
• - 6枠12番: ユーワジェームス (安田富男)
• - 6枠13番: トチノルーラー (蛯沢誠治)
• - 6枠14番: カイラスアモン (竹原啓二)
• - 7枠15番: モガミヤシマ (小島太)
• - 7枠16番: メリーナイス (根本康広)
• - 7枠17番: ビュウーコウ (郷原洋行)
• - 8枠18番: ウィンストーン (大塚栄三郎)
• - 8枠19番: ゴールドシチー (本田優)
• - 8枠20番: アサクサマジック (田村正光)

レース展開

レースが始まり、ゲートが開くと20頭が一斉にスタートしました。最初の先頭を走るのは「トチノルーラー」と「ビュウーコウ」の2頭で、その後ろに「マティリアル」と「サクラスターオー」が位置取りをしました。最初の1000メートルは59秒5というスピードで、おおむね平均的なペースで進行しました。3コーナーを迎えると、「トチノルーラー」と「ビュウーコウ」が先頭を維持し、「マティリアル」と「サクラスターオー」は依然として後ろの展開に甘んじていました。

また、「リワードタイラント」は何らかのトラブルに見舞われ、レースから大きく遅れる事態となりました。

いよいよ運命の最終コーナー、先行していた「トチノルーラー」と「ビュウーコウ」に対し、「サクラスターオー」と「ゴールドシチー」が猛追を開始しました。結果として、「サクラスターオー」が1着を獲得し、続いて「ゴールドシチー」が2着、1番人気であった「マティリアル」は追い込むも届かず、3着という結果に終わりました。

着順

1. サクラスターオー
2. ゴールドシチー
3. マティリアル
4. モガミヤシマ
5. スーパーファントム
6. バナレット
7. メリーナイス
8. カイラスアモン
9. ユーワジェームス
9. トチノルーラー (同着)
11. アサクサマジック
12. ウィンストーン
13. ホクトヘリオス
14. レインボーアカサカ
15. ビュウーコウ
16. メグロアサヒ
17. マイネルダビテ
18. ニッポータイガー
19. ガルダンサー
20. リワードタイラント

払戻金情報

• - 単勝: 6番 (560円)
• - 複勝: 1着 6番 (180円), 2着 19番 (630円), 3着 1番 (130円)
• - 連勝: 3-8 (5050円)

このレースは、新しいルール変更後の最初の皐月賞としても注目され、特に「サクラスターオー」の勝利が多くのファンの記憶に残ることとなりました。

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