第47期棋聖戦 (囲碁)

第47期棋聖戦の詳細

第47期棋聖戦は、読売新聞社が主催する2023年度の棋聖戦であり、囲碁の七大棋戦の一つとして位置づけられています。この棋聖戦では、前期棋聖を失冠した井山裕太九段が初のSリーグに参戦しましたが、4位という結果に終わり、挑戦者決定トーナメントへの進出はなりませんでした。

挑戦者決定戦は変則三番勝負で行われ、芝野虎丸名人が山下敬吾九段との激戦を2勝1敗で制し、一力遼棋聖への挑戦権を獲得しました。注目の挑戦手合七番勝負では、一力棋聖が芝野虎丸名人の挑戦を4勝2敗で退け、見事初防衛を果たしました。

対局方式

棋聖戦には、日本棋院および関西棋院に所属する棋士が参加します。

ファーストトーナメント (FT): 東西に分かれて行われ、勝ち残った16名がCリーグに昇格します。
S-Cリーグ: Cリーグはスイス式トーナメント方式で、5連勝すると優勝となります。ただし、3敗するとFTへ陥落します。SリーグおよびBリーグは1回戦総当たりで行われ、各リーグの優勝者が挑戦者決定戦に進出します。Bリーグにおいては、1組と2組の1位同士がプレーオフを行い、その勝者が挑戦者決定戦への切符を手にします。
挑戦者決定戦: 各リーグの優勝者とSリーグ2位の計5名が、パラマストーナメント方式で対戦し、前期棋聖への挑戦者を決定します。決定戦変則三番勝負では、Sリーグ1位の棋士に1勝のアドバンテージが与えられます。

コミは6目半です。

持ち時間は、FT・Bリーグでは3時間、Aリーグでは4時間、Sリーグ・挑決Tでは5時間、挑戦手合七番勝負では各8時間の二日制となっています。

優勝賞金は4300万円で、前期から200万円減額されました。

挑戦手合七番勝負の結果

開催期間: 2023年1月12日 - 2023年3月10日
第1局では、手番の先後をニギリで決定しました。
第6局で決着したため、第7局は実施されませんでした。

各リーグの状況

Sリーグ: 上位2名が挑決Tに進出し、下位2名が陥落。
Aリーグ: 上位1名が挑決Tに進出し、下位4名が陥落。

脚注

読売新聞社が主催。
日本棋院が対局場所を提供。

関連項目

第35期竜王戦

外部リンク

第47期棋聖戦 - 日本棋院のページ

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