第56回オールスター競輪

第56回オールスター競輪の概要

2013年9月12日から9月17日にかけて、京王閣競輪場を舞台に第56回オールスター競輪が開催されました。この大会は、競輪界における最高峰のレースであるGI競走の一つとして、多くの競輪ファンから注目を集めました。

台風による日程変更

大会期間中、台風18号の影響により、9月16日に予定されていた最終日の全レースが中止となり、翌17日に順延されるという異例の事態が発生しました。この影響で、最終日のレースでは2番車と3番車の選手が全レースで入れ替えられることになり、さらに、イメージキャラクターを務めていた長澤まさみさんの来場も中止となりました。また、一部のイベントについても、中止や内容の変更を余儀なくされました。

決勝戦の模様

順延となった最終日に行われた決勝戦では、後閑信一選手が、最終4コーナーで独走していた新田康仁選手を追い抜き、見事7年ぶりとなるGI制覇をホームバンクで達成しました。新田選手は2着、そしてGI初決勝となった勝瀬卓也選手が3着に入りました。このレースは、後閑選手の復活劇として、多くのファンの感動を呼びました。

大会に関するその他の情報

京王閣競輪場でのオールスター競輪開催は、開場以来初の出来事であり、四日制以上のGIとしても初めての開催となりました。
決勝戦が予定されていた9月16日に放送予定だった日本テレビ系列の番組「ブラマヨ自転車部 美男☆美女&野獣ナマSP」は、番組内容を一部変更して予定通り放送されました。
決勝戦の地上波中継は、日本テレビ系列全国ネットに加えて、TOKYO MXとサンテレビでもCS中継との同時ネットで放送される予定でしたが、中止順延の影響で放送されませんでした。決勝戦の中継は、SPEEDチャンネルのみで放送されました。
表彰式は、通常3着までの選手が行われますが、今回は優勝者のみとなりました。
五日間の総売上は108億4101万5200円となり、中止順延の影響もあり、目標額の120億円を大きく下回る結果となりました。
選手選考委員会による推薦選手は計10名で、8地区のうち四国地区からは選出されませんでした。
* バンクレコードタイとなる10秒7が、大会中に2度記録されました。4日目5Rで新田康仁選手、最終日7Rで岡田征陽選手がそれぞれ記録しました。

まとめ

第56回オールスター競輪は、台風の影響による日程変更や、売上目標の未達成など、様々な出来事があった大会でしたが、後閑信一選手の劇的な優勝によって、ファンの記憶に残る大会となりました。京王閣競輪場での初のオールスター競輪開催は、今後の競輪界の発展にも繋がる貴重な経験となったと言えるでしょう。

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