第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会

第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 記事

第56回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、大学ラグビーの日本一を決定する権威ある大会として、2019年11月24日から2020年1月11日にかけて開催されました。この大会では、早稲田大学が11年ぶりとなる通算16回目の優勝を飾りました。

大会概要

本大会には全国から厳選された14チームが出場し、ノックアウト方式の変則トーナメントによって争われました。大会の全日程は以下の通りです。

1回戦：2019年11月24日
2回戦：2019年12月8日
3回戦：2019年12月15日
準々決勝：2019年12月21日
準決勝：2020年1月2日
決勝：2020年1月11日

出場校選考と出場枠

出場校14チームは、各地区のリーグ戦成績や地域代表枠によって選出されました。内訳は以下の通りです。

関東大学対抗戦Aグループ 上位3校
関東大学リーグ戦1部 上位3校
関西大学リーグ戦Aリーグ 上位3校
前年度優勝チーム所属リーグ枠 1校（関東大学対抗戦Aグループ4位）
前年度準優勝チーム所属リーグ枠 1校（関西大学リーグ戦Aリーグ4位）
北海道・東北代表 1校
東海・北陸・中国・四国代表 1校
九州代表（九州学生リーグI部1位） 1校

開催競技場

大会期間中、複数の競技場が使用されました。決勝戦は国立競技場で行われました。その他の主な会場は以下の通りです。

秩父宮ラグビー場（準決勝・準々決勝）
東大阪市花園ラグビー場（準々決勝・3回戦）
熊谷スポーツ文化公園ラグビー場（3回戦）
ミクニワールドスタジアム北九州（2回戦）
岐阜メモリアルセンター長良川球技メドウ（1回戦）

出場大学一覧

今大会に出場した14校は以下の通りです（括弧内は所属リーグ、出場回数）。シードにより登場するラウンドが異なりました。

準々決勝から登場

明治大学（関東大学対抗戦Aグループ1位枠・11年連続48回目）
東海大学（関東大学リーグ戦1部1位・15年連続17回目）
天理大学（関西大学リーグ戦Aリーグ1位・6年連続28回目）
早稲田大学（関東大学対抗戦Aグループ2位枠・36年連続53回目）

3回戦から登場

帝京大学（関東大学対抗戦Aグループ3位枠・21年連続27回目）
筑波大学（関東大学対抗戦Aグループ4位枠・2年連続22回目）
日本大学（関東大学リーグ戦1部2位・6年ぶり18回目）
流通経済大学（関東大学リーグ戦1部3位・12年連続20回目）
同志社大学（関西大学リーグ戦Aリーグ2位・3年ぶり51回目）
関西学院大学（関西大学リーグ戦Aリーグ3位・5年ぶり11回目）
京都産業大学（関西大学リーグ戦Aリーグ4位・7年連続33回目）

2回戦から登場

九州共立大学（九州代表・初出場）

1回戦から登場

朝日大学（東海・北陸・中国・四国代表・8年連続8回目）
* 八戸学院大学（北海道・東北代表・4年ぶり2回目）

大会の展開と結果

大会は、下位ラウンドから順に強豪校が登場するシード方式で進行しました。準々決勝では、シード校が登場し、明治大学が流通経済大学に、東海大学が日本大学に、天理大学が同志社大学に、そして早稲田大学が帝京大学にそれぞれ勝利しました。

準決勝では、明治大学と東海大学、天理大学と早稲田大学が対戦しました。明治大学は東海大学を下して決勝進出を決め、早稲田大学は関西王者の天理大学との激戦を制し、決勝へ駒を進めました。

2020年1月11日に行われた決勝戦は、国立競技場を舞台に、関東大学対抗戦Aグループ所属の明治大学と早稲田大学という伝統校同士の顔合わせとなりました。多くのラグビーファンが見守る中、緊迫した展開となった試合は、最終的に早稲田大学が勝利を収めました。

この結果、早稲田大学が第56回大会の優勝校となり、11年ぶり16回目の大学日本一に輝きました。準優勝は明治大学でした。

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