第61回高松宮記念杯競輪

第61回高松宮記念杯競輪

2010年6月3日から6日にかけて、大津びわこ競輪場にて第61回高松宮記念杯競輪が開催されました。この大会は、大津びわこ競輪場での最後の開催となることが決定しており、多くの注目を集めました。

決勝戦

決勝戦では、関東勢が5人と多数を占める中、新田康仁選手が先頭でレースを引っ張り、その後ろに武田豊樹選手が続きました。渡邉一成選手と渡邉晴智選手は後方からの捲りを狙いましたが、2センター付近で平原康多選手が仕掛け、そのまま先頭でゴールしました。平原選手は、この勝利で高松宮記念杯競輪2連覇を達成しました。

大会結果

6月6日（日）に行われた決勝戦の結果は以下の通りです。

（配当金額は省略）

大津びわこ競輪場の廃止

この大会の開催直前、大津市の市長は、売上が110億円を下回った場合、競輪事業の廃止を検討すると発表しました。結果として、大会の総売上は107億4605万1900円にとどまり、前年比86.9%と低迷しました。大津びわこ競輪場は、2009年度時点で約18億円の累積赤字を抱えており、この状況を受けて、大津市は2010年度末をもって大津びわこ競輪場を廃止することを決定しました。

これにより、1950年の第1回大会から60年間に渡って開催されてきた大津びわこ競輪場での高松宮記念杯競輪は、この第61回大会をもって幕を閉じることになりました。なお、2011年度の第62回大会は、当初大津びわこ競輪場での開催が予定されていましたが、廃止決定に伴い、他の特別競輪と同様に持ち回り開催へと移行することになりました。

特記事項

決勝戦の模様は地上波で中継されましたが、一部放送局ではCS放送との同時ネットが行われました。

脚注

決勝戦のレース結果 - KEIRIN.JP

テレビ放送予定

（テレビ放送予定は省略）

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