第64回グラミー賞

第64回グラミー賞授賞式：輝ける夜と音楽の祝祭

第64回グラミー賞授賞式は、2022年4月3日、ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで盛大に開催されました。当初は、2022年1月31日にロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナでの開催が予定されていましたが、新型コロナウイルスオミクロン株の急拡大により、無期限延期という事態に。その後、関係者らの努力により、4月3日のラスベガス開催が決定しました。

前年に引き続き、人気コメディアンのトレバー・ノアが司会を務め、会場を盛り上げました。授賞式の対象となったのは、2020年9月1日から2021年9月30日までに発表された音楽作品です。ノミネート作品発表は、2021年11月23日に行われました。

主要部門受賞作品とノミネート作品

数多くの才能あるアーティストがノミネートされる中、栄光の受賞者は以下の通りです。各部門、競争が激しく、どのアーティストが受賞するのか、世界中の音楽ファンが注目しました。

総合部門

最優秀レコード賞：「Leave the Door Open」- Silk Sonic
この曲は、その洗練されたサウンドと魅力的なメロディーで、聴く者を魅了しました。
最優秀アルバム賞：『We Are』- ジョン・バティステ
ジャンルを超えた音楽性と、深く心に響くメッセージ性が評価され、見事受賞を果たしました。
最優秀楽曲賞：「Leave the Door Open」- Silk Sonic
作曲・作詞のクオリティの高さが高く評価された、記憶に残る名曲です。
最優秀新人賞：オリヴィア・ロドリゴ
新人アーティストとして、その才能と将来性を高く評価された、注目のアーティストです。

ポップ部門

最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス：「Driver's License」- オリヴィア・ロドリゴ
最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス：「Kiss Me More」- ドージャ・キャット featuring SZA
最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム：『Love For Sale』- トニー・ベネット & レディー・ガガ
最優秀ポップ・ボーカル・アルバム：『Sour』- オリヴィア・ロドリゴ

ダンス/エレクトロニック部門

最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング：「Alive」- Rüfüs Du Sol
最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム：『Subconsciously』- Black Coffee

コンテンポラリー・インストゥルメンタル部門

最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム：『Tree Falls』- Taylor Eigsti

ロック部門

最優秀ロック・パフォーマンス：「Making a Fire」- フー・ファイターズ
最優秀メタル・パフォーマンス：「The Alien」- ドリーム・シアター
最優秀ロック・ソング：「Waiting on a War」- フー・ファイターズ
最優秀ロック・アルバム：『Medicine at Midnight』- フー・ファイターズ

オルタナティヴ部門

最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム：『Daddy's Home』- セイント・ヴィンセント

R&B部門

最優秀R&Bパフォーマンス：「Leave the Door Open」- Silk Sonic
最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス：「Fight for You」- H.E.R.
最優秀R&Bソング：「Leave the Door Open」- Silk Sonic
最優秀プログレッシブR&Bアルバム：『Table for Two』- ラッキー・デイ
最優秀R&Bアルバム：『Heaux Tales』- ジャズミン・サリヴァン

ラップ部門

最優秀ラップ・パフォーマンス：「Family Ties」- Baby Keem featuring ケンドリック・ラマー
最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス：「Hurricane」- カニエ・ウェスト featuring ザ・ウィークエンド & リル・ベイビー
最優秀ラップソング：「Jail」- カニエ・ウェスト featuring ジェイ・Z
最優秀ラップアルバム：『Call Me If You Get Lost』- タイラー・ザ・クリエイター

カントリー部門

最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス：「You Should Probably Leave」- クリス・ステイプルトン
最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス：「Younger Me」- Brothers Osborne
最優秀カントリーソング：「Cold」- クリス・ステイプルトン
* 最優秀カントリーアルバム：『Starting Over』- クリス・ステイプルトン

上記以外にも、ニューエイジ、ジャズ、ゴスペル/コンテンポラリー・クリスチャン、ラテン、アメリカン・ルーツ、レゲエ、グローバル・ミュージック、チルドレンズ、スポークン・ワード、コメディ、ミュージック・シアター、ビジュアルメディア向け、作曲・編曲、パッケージング、ノーツ、ヒストリカル、プロデュース（ノン・クラシカル）、プロデュース（イマーシヴ・オーディオ）、プロデュース（クラシカル）、クラシカル、ミュージック・ビデオ/フィルムなど、多くの部門で受賞者が発表されました。

この第64回グラミー賞授賞式は、音楽界の様々な才能を称え、音楽の素晴らしさを改めて世界に示す、忘れられない夜となりました。各受賞者、ノミネートされたアーティスト達の今後の活躍にも期待が高まります。

もう一度検索