第69回ゴールデングローブ賞

第69回ゴールデングローブ賞：華麗なるハリウッドの夜

2012年1月15日、カリフォルニア州ビバリーヒルズのビバリーヒルトンホテル。世界中から注目を集める第69回ゴールデングローブ賞の授賞式が開催されました。NBCが全世界にその華麗な様子を生中継したこのイベントは、コメディアンのリッキー・ジャーヴェイスが軽妙な語り口で司会を務め、会場を沸かせました。

音楽面では、世界的アーティストであるX JAPANのYOSHIKIが作曲を手掛けたテーマ曲が使用され、授賞式の幕開けを彩りました。ノミネート作品は、映画とテレビ部門それぞれに多くの話題作が名を連ね、その発表はウディ・ハレルソン、ソフィア・ヴェルガラ、ジェラルド・バトラー、ラシダ・ジョーンズら豪華な面々によって12月15日に行われました。

ノミネート作品は多岐に渡り、高い競争率を示唆していました。

映画部門では、『アーティスト』が6部門、『ファミリー・ツリー』と『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』が5部門と、多くの作品が複数部門にノミネートされました。他にも、『スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜』『ミッドナイト・イン・パリ』『マネーボール』が4部門、『アルバート氏の人生』『ヒューゴの不思議な発明』『マリリン 7日間の恋』が3部門にノミネートされるなど、その年の話題作が勢揃いしました。

テレビ部門でも、『ダウントン・アビー』と『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』が4部門、『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』『Cinema Verite』『HOMELAND』『The Hour』『モダン・ファミリー』『Too Big to Fail』が3部門にノミネートされ、視聴者投票の結果が反映された結果となりました。

個人賞部門でも、多くの著名人がノミネートされました。

ジョージ・クルーニーが4部門、アレクサンダー・ペインが3部門にノミネートされるなど、実力派俳優たちの競演が注目を集めました。ウディ・アレン、グレン・クローズ、ライアン・ゴズリング、ミシェル・アザナヴィシウス、ブラッド・ピット、ケイト・ウィンスレット、スティーヴン・スピルバーグなど、そうそうたる顔ぶれが2部門にノミネートされ、受賞の行方は最後まで予測不可能でした。

そして、気になる受賞結果です。

映画部門では、『アーティスト』が最多の3部門を受賞し、その年の最高傑作としての地位を確固たるものにしました。『ファミリー・ツリー』も2部門を受賞するなど、多くの作品が栄光を手にしました。

テレビ部門では、『HOMELAND』が2部門を受賞し、その高い評価を改めて証明しました。

この第69回ゴールデングローブ賞は、映画・テレビ界を代表する才能が集結し、その年の最高の作品と才能を称える、記憶に残る一夜となりました。ハリウッドの華麗なる夜を彩った数々の作品と俳優たちの活躍は、映画史に新たな1ページを刻んだと言えるでしょう。今後の作品にも期待が高まります。

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