第7潜水戦隊 (アメリカ海軍)

アメリカ海軍の第7潜水戦隊（Submarine Squadron 7）は、現在、太平洋艦隊潜水艦部隊の指揮下に置かれている部隊です。その活動拠点は、ハワイ州にあるパールハーバー海軍基地です。

第二次世界大戦中の歴史

この戦隊の歴史は、第二次世界大戦中に始まります。アメリカ海軍歴史・遺産本部が明らかにしたところによると、第7潜水戦隊は対潜水艦戦の訓練に特化した部隊として組織されました。当初、第71潜水艦分艦隊と第72潜水艦分艦隊をその傘下に置き、バミューダ諸島を母港としていました。1942年後半の時点では、戦隊に配備されていた潜水艦の大部分は、旧式のR級やS級といったタイプでした。

1943年3月14日には、新たに設立された大西洋艦隊運用訓練司令部の対潜戦訓練司令部へと指揮下に移りました。この頃、1943年後半には、自由フランス海軍から2隻の潜水艦が戦隊に加わりました。さらに、1944年1月にイタリアのアンツィオへの上陸作戦が行われた後、2月にはイタリア海軍の潜水艦5隻が大西洋を横断し、対潜戦訓練司令部を経て第7潜水戦隊に編入されました。自由フランス海軍およびイタリア海軍の潜水艦は、その比較的大きな船体が訓練に適していたため、当時太平洋方面で運用されていたガトー級などの代替艦として活用されました。

戦局の変化、特に船団護衛任務の必要性が縮小したことに伴い、第7潜水戦隊は母港をキューバのグアンタナモ基地へ移しました。第二次世界大戦が終結した後の1945年、第7潜水戦隊はその活動を終え、一度解隊されました。

戦後の再編制と現状

しかし、第7潜水戦隊はその後、活動を再開します。1951年7月、ハワイ州のパールハーバー海軍基地において、再び組織されました。以来、今日に至るまで、この地を拠点に活動を続けています。

現在の所属艦

現在、第7潜水戦隊には複数のロサンゼルス級原子力潜水艦などが所属しています。以下はその一部です。

SSN-717 オリンピア (USS Olympia)
SSN-724 ルイビル (USS Louisville)
SSN-759 ジェファーソンシティ (USS Jefferson City)
SSN-762 コロンバス (USS Columbus)
SSN-763 サンタフェ (USS Santa Fe)
SSN-770 ツーソン (USS Tucson)
SSN-771 コロンビア (USS Columbia)
SSN-773 シャイアン (USS Cheyenne)

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