第77期本因坊戦

第77期本因坊戦の詳細

第77期本因坊戦は、毎日新聞社が主催し、大和証券グループ本社がスポンサーを務めた2022年度の囲碁タイトル戦です。囲碁界で最も権威のある七大棋戦の一つとして知られています。

対局方式

参加資格は、日本棋院および関西棋院に所属する初段以上の棋士です。予選は、両棋院でそれぞれC・B・Aの予選を行い、勝ち抜き者による合同最終予選で挑戦者決定リーグへの参加者4名を決定します。

挑戦者決定リーグは、前期シード選手と予選通過者4名を加えた計8名で行われます。リーグ戦で同率首位となった場合はプレーオフで挑戦者を決定し、それ以外の場合は前期の順位が上位の棋士が上位となります。コミは6目半、持ち時間はリーグ戦が各5時間、挑戦手合が各8時間の二日制です。優勝賞金は2800万円です。

挑戦者決定リーグ

2021年10月4日に開幕し、2022年3月31日に最終局が行われました。一力遼棋聖と余正麒八段が6勝1敗で並び、プレーオフにもつれ込みました。

挑戦者決定戦

一力遼棋聖と余正麒八段がプレーオフを行い、一力遼棋聖が勝利し、井山裕太本因坊への挑戦権を獲得しました。これにより、三大棋戦（名人戦、棋聖戦、本因坊戦）の七番勝負で3回連続同じ顔合わせ（井山裕太 vs 一力遼）となる、史上初の記録となりました。

挑戦手合七番勝負

井山裕太本因坊が挑戦者の一力遼棋聖をストレートの4連勝で下し、本因坊戦の最多連覇記録を11に更新しました。第1局は357手という本因坊戦挑戦手合における最長手数記録となりました。

外部リンク

第77期本因坊戦 - 毎日新聞
第77期本因坊戦 - 日本棋院

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