第8回東京音楽祭

第8回東京音楽祭 (1979)の詳細

第8回東京音楽祭は、1979年6月17日に日本武道館で開催された国際的な音楽イベントです。この音楽祭は、世界中から集まった才能あるアーティストたちが競演し、音楽を通じて文化交流を深めることを目的としていました。

概要

1979年の東京音楽祭では、1月22日から3月16日の期間に世界各国から応募された37曲（22ヶ国）の中から厳選された16曲が世界大会に出場しました。テープ審査の結果、海外からは12曲、日本からは大橋純子、沢田研二、ジュディ・オングがゴールデンカナリー賞、竹内まりやがシルバーカナリー賞を受賞し、世界大会への切符を手にしました。

司会者とゲスト

司会は、土居まさる、伊東ゆかり、朝比奈マリアが務め、会場を盛り上げました。スペシャルゲストとしてドナ・サマーが出演し、華やかなステージを披露しました。

審査員

審査員は、服部良一（審査委員長）、蘆原英了（評論家）、岡野弁（ミュージックラボ社長）など、音楽界の重鎮が務めました。海外からは、アウグスト・アウゲロ（FIDOF名誉会長、スペイン）、ダニー・オドノヴァン（ダニーオドノヴァンエンタープライズ社長、イギリス）、サルヴァトーレ・T・キャンティア（MCAミュージック社長、アメリカ）、ボブ・オースティン（レコードワールド社長、アメリカ）、ネルソン・リドル（作曲家、アメリカ）、ウィリアム・ワードロー（ビルボード誌協同発行人、アメリカ）、シルビア・クリステル（女優、フランス）、デヴィッド・ソウル（俳優、アメリカ）らが参加し、国際色豊かな審査が行われました。

世界大会エントリー

世界大会には、上記の通り、厳選された16曲が出場し、そのパフォーマンスが競われました。

国内大会参加アーティスト

世界大会に出場するアーティストを選出する国内大会も盛大に開催されました。西城秀樹、桜田淳子、狩人、太田裕美、豊島たづみ、松崎しげる、サーカス、大塚博堂、内藤やす子、朱里エイコ、加藤登紀子、堀口ノア、小柳ルミ子など、数多くの人気アーティストが参加しました。また、ピンクレディーがゲストショーを披露し、会場を熱狂させました。国内新人大会からは、越美晴などがシルバーカナリー賞を受賞しています。

TV中継とステレオ放送

この年の東京音楽祭は、テレビ中継においてステレオ放送が初めて導入されました。これにより、視聴者はより臨場感あふれる音楽体験を楽しむことができました。

スタッフ

音楽祭の制作には、構成、音楽、指揮、演奏、技術、照明など、多くの専門スタッフが携わりました。音楽は服部克久、指揮は長洲忠彦、演奏は高橋達也と東京ユニオン、クリエイトサウンドが担当しました。プロデューサーは渡辺正文が務め、TBSが製作著作を担当しました。

第8回東京音楽祭は、音楽を通じて国際交流を深め、多くの人々に感動を与えたイベントとして、その名を音楽史に刻んでいます。

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