第99回東京箱根間往復大学駅伝競走

第99回東京箱根間往復大学駅伝競走

第99回東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）は、2023年1月2日から3日まで行われました。3年ぶりに沿道での応援が許可され、観客の盛況な声援が大会を彩りました。これは特に新型コロナウイルスの影響を受けた後の最初の大会でもあり、選手たちは多くの応援を受けながら走ることができました。

実施日程

• - 往路: 2023年1月2日 8:00スタート

大手町（スタート） - 鶴見 - 戸塚 - 平塚 - 小田原 - 箱根町芦ノ湖駐車場入口（ゴール）

• - 復路: 2023年1月3日 8:00スタート

箱根町芦ノ湖駐車場入口（スタート） - 小田原 - 平塚 - 戸塚 - 鶴見 - 大手町（ゴール）

参加大学

21の大学チームが参加し、第98回大会のシード校上位10校と、予選会を通過した10校、さらにオープン参加の関東学生連合チームが含まれます。特に大東文化大学が4年ぶり、城西大学が2年ぶり、立教大学は55年ぶりに箱根駅伝に出場しました。一方、神奈川大学、中央学院大学、駿河台大学は前回予選会で敗北し、13年ぶりまたは2年ぶりの欠場となりました。

競技の流れ

往路

1区では、関東学生連合の主将・新田颯（育英大）が早くも先行し、他の選手たちを引き離したものの、明大の富田峻平が最後に抜き去り、タスキリレーを1位で完了しました。駒大は接戦の中2位で続き、青学大は7位と出遅れました。

2区では、駒大の田澤廉が新型コロナからの回復途中にもかかわらず善戦しましたが、中大の吉居大和が最後に逆転し戸塚中継所でタスキを受けた際には僅か3秒の差に。全体的に接戦が続きましたが、後方では東洋大の選手が苦しんでいました。

3区、4区、5区と続くレースで、特に4区では中大の吉居駿恭が優れた記録で走破し、駒大が往路での優勝を確定しました。駒大はこの区間での好走により、他の大学との差を広げていきました。

復路

復路が始まると、駒大は若手選手の伊藤蒼唯が目覚ましいタイムで区間賞を獲得し、中大との差をさらに開きました。青学大がモチベーションを保つのが難しくなり、他のチームに逆転を許す場面もありました。

特に9区では、駒大の主将・山野力が圧倒的なペースで走行し、タスキリレーを完了しました。最終的に駒大は往路・復路のすべてで優勝し、2023年大学駅伝三冠を達成しました。これにより、駒大は箱根駅伝の歴史に名を刻む成果を収めました。

成績

駒大の完全優勝に加え、中大は久しぶりの表彰台入賞を果たしました。一方、青学大は連覇を逃し、シード権争いも続きました。シード権に関わるレースも混戦となり、各大学の選手たちの健闘が際立つ結果となりました。

大会の詳細な結果、選手の区間賞やタイム記録についても公式サイトでの確認が可能です。この大会は多くのファンにとって感動的な瞬間を提供し、選手たちの努力が大きな成果を生み出したことを示しています。

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