笹賀村 (長野県)

笹賀村について

笹賀村（ささがむら）は、1889年（明治22年）4月1日から1954年（昭和29年）8月1日まで、長野県の中西部に位置していた村です。この地域は、1954年の昭和の大合併によって松本市に編入され、村としての歴史を閉じました。

地理

笹賀村は、南北に細長い形状をしており、奈良井川がその地域を流れていました。特筆すべきは、村全体の標高差がわずか44メートルという、非常に平坦な地形であったことです。最低標高は590メートル、最高標高は634メートルであり、この標高差の少なさが、村の地理的な特徴を際立たせていました。

歴史

笹賀村の歴史は古く、平安時代には、村の一部が朝廷の荘園である「捧の庄」（ささげのしょう）に属していました。この「ささげ」という地名が、後に「ささが」へと変化したと考えられています。また、小俣地区は平安時代の終わり頃に諏訪神社の領地となりました。

1874年（明治7年）10月25日、筑摩県筑摩郡に属していた二子村、神戸村、神戸新田村、小俣村、今村が合併し、笹下村が誕生しました。その後、1876年（明治9年）8月21日には、笹下村は長野県の所属となりました。

1879年（明治12年）1月4日、郡区町村編制法の施行により、笹下村は東筑摩郡に所属することになりました。しかし、同年7月1日には、笹下村が分割され、今村、小俣村、神戸村、神戸新田村、二子村に分かれました。

1889年（明治22年）4月1日、町村制の施行に伴い、今村、小俣村、神戸村、神戸新田村、二子村の区域が合併し、笹賀村として新たなスタートを切りました。そして、1954年（昭和29年）8月1日、笹賀村は松本市に編入され、村としての歴史を終えました。

行政

笹賀村が廃止された当時の村長は杉山治人氏で、1949年5月17日に就任しました。助役は高山国次氏、収入役は赤羽和夫氏が務めていました。

教育

笹賀村には、以下の教育機関がありました。

笹賀村立笹賀小学校
組合立菅野中学校

関連項目

* 長野県の廃止市町村一覧

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