筑前深江駅

筑前深江駅について

筑前深江駅（ちくぜんふかええき）は、福岡県糸島市二丈深江七丁目に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）が運営する筑肥線の駅です。駅の番号はJK12で、旧・二丈町の主要な駅として知られています。

歴史

この駅は、1924年4月1日に北九州鉄道の一部として開設されました。1937年には鉄道省に買収され、国有化されると同時に筑肥線の駅としての機能を持つようになりました。その後、1972年には貨物の扱いが廃止され、1983年には業務委託駅としての運営が始まりました。1984年には荷物取り扱いが終了し、1987年に国鉄分割民営化に伴い、JR九州がこの駅を引き継ぎました。

2001年には、新たに設定された折返し列車がこの駅に発着し、福岡市交通局の車両との接続が実現しました。2003年には快速列車がこの駅にも停車するようになり、利用者にとっての利便性が増しました。さらに、2010年にはICカード「SUGOCA」の使用が開始され、利便性が向上しました。

2018年には新しい駅舎と駅自由通路の供用が開始され、利用者に快適な空間が提供されています。また、2021年には福岡市交通局の車両の乗入れ区間が再度筑前前原駅まで延長されました。

駅構造

筑前深江駅は、島式ホーム1面2線を持つ橋上駅です。駅業務はJR九州サービスサポートに委託されており、切符売り場や自動改札機が設置されています。また、ICカード「SUGOCA」を利用することができます。

この駅は長年にわたり、木造の地上駅舎として親しまれてきましたが、2009年からの駅改良計画に基づいて、橋上駅化が進められました。新しい駅舎は、旧駅舎よりも少し姪浜寄りに位置し、北西側と南東側に出入口が設けられています。この改修プロジェクトにより、より多くの利用者がアクセスしやすくなりました。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は863人で、多くの地元住民に利用されています。JR九州及び糸島市の統計によれば、近年の乗車人員は安定して推移していることがわかります。

駅周辺

筑前深江駅周辺には国道202号が通っており、アクセスが非常に便利です。近くには糸島市役所二丈庁舎、二丈郵便局、佐賀銀行の出張所、二丈温泉きららの湯、深江海水浴場などの施設が点在しています。さらに、西日本短期大学の二丈キャンパスも南西約1.5kmの距離にあります。

バス路線としては、糸島市のコミュニティバス「はまぼう号」が筑前深江駅前停留所に停まっており、きららの湯や二丈庁舎前、前原駅前などへのアクセスが可能です。

隣の駅

筑前深江駅の隣には、筑肥線の筑前前原駅（JK08）と浜崎駅（JK16）が位置しており、利便性の高い交通網が形成されています。さらに、普通列車においても一貴山駅（JK11）や大入駅（JK13）と連携しており、多くの利用者に愛されています。

筑前深江駅は、地域住民の日常の足としての役割を果たしながら、今後も発展が期待される重要な交通拠点です。

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