筑波地区支線型バス

筑波地区支線型バス「つくばね号」について

茨城県つくば市が運行するコミュニティバス「つくばね号」は、地域住民の生活を支える重要な交通手段です。このバスは、既存の路線バスではカバーしきれない地域を繋ぐ役割を担っています。運行は新栄タクシーに委託されており、地域に密着したサービスを提供しています。

概要

「つくばね号」は、2019年4月1日に実証実験を開始しました。当初は4つのコースがありましたが、3年間をかけて実証実験を行った結果、2022年3月までに3コースが廃止となりました。現在は、1つのコースで本格運行を行っています。

バス停は、同じつくば市で運行されている「つくバス」や「つくタク」と共通のデザインが採用されており、統一感のある景観を形成しています。

路線

現在運行されているコースは、毎日運行しています。ただし、筑波山観光の繁忙期には、「筑波山口」と「筑波ふれあいの里」の間が運休となる場合があります。また、フリー乗降区間は設定されておらず、バス停以外での乗降はできません。

運賃

運賃は一律200円で、前払い制です。以下のような割引制度があります。

高齢者割引: 65歳以上のつくば市民は運賃が半額になります。
障害者割引: 障害者手帳をお持ちの方は運賃が半額になります。
小人割引: 小学生以下は運賃が半額になります。
出産支援割引: つくば市民で、妊婦または3歳未満の子どもがいる母親は運賃が半額になります。
乗継割引: 平日8:00から16:59に「つくバス」、「つくタク」、または関東鉄道グループの一般路線バスに乗り継ぐ場合、乗り継ぎ先の運賃上限が200円となります。

車両

実証実験開始時には、専用のオリジナルカラーのワゴン車が導入されました。ただし、車内には車椅子を固定するスペースがないため、車椅子での乗車はできません。

歴史

2019年4月1日: 筑波地区支線型バスの実証実験を開始（全4コース）
1コース：寺具−安食−筑波交流センター
2コース：寺具−洞下−筑波交流センター
3コース：筑波ふれあいの里−筑波山口−筑波交流センター
4コース：上大島−筑波山口−筑波交流センター
2022年3月31日: 4コースのうち、1, 2, 4コースを廃止
2022年10月1日: 残った1コースで本格運行を開始、「つくばね号」として運行開始

関連情報

つくば市#交通
つくバス
* 日本のコミュニティバス一覧#茨城県

「つくばね号」は、地域住民の足として、これからも安全で快適な移動をサポートしていきます。

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