筑波郵便局

筑波郵便局について

筑波郵便局（つくばゆうびんきょく）は、茨城県つくば市北条に位置する郵便局であり、地域のコミュニティに重要な役割を果たしています。民営化前は集配特定郵便局に分類され、地元住民に広く利用されてきました。住所は「〒300-4299 茨城県つくば市北条4347番地6」で、地域の中心的な存在感がありますが、実際の郵便業務の中核は筑波学園郵便局に存在しています。この駅名は、かつての筑波郡筑波町から名付けられました。

沿革

筑波郵便局の歴史は古く、1872年（明治5年）には北条郵便受付所として開設されました。その後の進化として、1873年には北条郵便取扱所に昇格し、1875年には北条郵便局（五等）として正式に局名が変更されました。1882年には為替および貯金の取扱いも始まり、1901年には北条郵便電信局と改名され、さらに1903年には郵便局の名称が正式に北条郵便局となりました。

1962年には筑波郵便局に改称され、その後も利便性を高めるための様々な変更が行われました。1970年には電話交換および和文電報配達業務が筑波電報電話局に移管され、1996年には吉沼郵便局から集配業務の一部が移管されました。2001年には上大島郵便局からも集配業務が移管され、地域における郵便サービスの向上に寄与しました。2007年には民営化が進み、一部業務が郵便事業筑波学園支店筑波集配センターに移行しました。

その後、2012年に日本郵便株式会社が発足し、筑波郵便局が統合される形で現在の形態に至りました。

取扱内容

筑波郵便局では幅広いサービスを提供しており、郵便物や印紙の販売、ゆうパック、内容証明などの郵便サービスに加え、貯金や為替、振替、振込、国債などの金融業務も扱っています。また、生命保険やバイクの自賠責保険も取り扱い、地域住民のニーズに応えています。さらに、ゆうちょ銀行のATMも設置されており、利便性が高いです。風景印も利用でき、その図案には『筑波街道の道標』や『北条大池』、『筑波山』が描かれています。これらは1989年（平成元年）11月11日から使用が開始されています。

周辺情報

筑波郵便局の周辺には、つくば市役所筑波支所や茨城県立筑波高等学校、つくば市立筑波東中学校、つくば市立病院、筑波中央病院など、教育施設や医療機関が多数存在しています。国道125号や茨城県道19号取手つくば線も近くを通っており、アクセスが容易です。また、かつては筑波鉄道が走っており、最寄には常陸北条駅がありました。現在はその廃線跡がサイクリングロードとして整備されており、地域住民に新たなレクリエーションの場を提供しています。

アクセス

筑波郵便局へのアクセスは、つくバスを利用し筑波支所または筑波高前で下車し、北東へ約400m進むことが一つの方法です。また、常磐自動車道の土浦北ICからは北西へ約11.5kmの距離にあり、駐車場も完備されています（5台分）。このように筑波郵便局は、地域の生活を支える重要な施設として多くの人々に利用されています。

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