箸本龍雅

箸本 龍雅（はしもと りゅうが）は、1998年11月23日に福岡県宗像市に生まれた、日本のラグビーユニオン選手です。現在は、国内最高峰リーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属する東京サントリーサンゴリアスでプレーしています。

フォワードとして、ロック（LO）、フランカー（FL）、そしてナンバーエイト（No.8）と、複数のポジションを高いレベルでこなせるユーティリティプレイヤーです。188センチメートル、107キログラムという恵まれた体格を持ち、セットプレーや接点での強さはもちろんのこと、フィールドプレイヤーとしての運動能力も兼ね備えています。

箸本選手が楕円球と出会ったのは、まだ幼い小学1年生の頃でした。地元でラグビーを始め、着実にスキルを磨いていきます。高校はラグビー強豪校として全国に名を馳せる東福岡高校に進学。そこでは、チームの精神的支柱となる主将という重責を担いました。リーダーシップと卓越したプレーでチームを牽引し、その活躍が認められ、高校日本代表にも選出されています。

高校卒業後、2017年には伝統ある明治大学の門を叩きました。大学でも中心選手として活躍。特に、2020年1月にはスーパーラグビーの日本チームであるサンウルブズに練習生として追加招集され、国際的なレベルでの経験を積む貴重な機会を得ました。同年3月には、自身をさらに高めるべく、明治大学ラグビー部の主将に就任。チームをまとめるリーダーシップを遺憾なく発揮しました。

大学での輝かしい日々を終え、2021年に明治大学を卒業した箸本選手は、そのままトップリーグの後継となる新リーグ、ジャパンラグビーリーグワンに参戦するサントリーサンゴリアス（現在の東京サントリーサンゴリアス）へ加入。プロフェッショナルラグビー選手としてのキャリアをスタートさせました。

サンゴリアスに加入後、ルーキーシーズンを経て、2022年4月9日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022シーズン第12節、レッドハリケーンズ大阪との一戦で公式戦デビューを飾りました。途中出場ながら、持ち前のフィジカルと機動力を活かし、チームに貢献。プロの舞台で確かな一歩を踏み出しました。

これまでに、高校日本代表をはじめ、U20日本代表やジュニア・ジャパンといった各世代のカテゴリーでも日本代表に選出されており、若い頃からその才能が高く評価されてきました。複数のフォワードポジションをこなせる柔軟性と、リーダーシップを発揮できるメンタリティは、現代ラグビーにおいて非常に価値のあるものです。

東京サントリーサンゴリアスの重要な戦力として、また日本ラグビー界の将来を担う存在として、箸本龍雅選手の今後のさらなる活躍が期待されています。

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