篠井山

篠井山（しのいさん）

篠井山は、山梨県南巨摩郡南部町に位置する標高1,394.4mの山です。その山名は、かつて甲州の役人として赴任した従四位の歌人、凡河内躬恒（おおしこうちのみつね）がこの山に登った際、「四位山」と名付けられたという説があります。また、四ヶ村の境界に位置する山であるという意味も込められていると考えられています。

決して標高が高い山ではありませんが、麓からの比高は1,000mを超えるため、実際以上に大きく、立派な山に見えます。その堂々たる山容は、古来より地域住民からご神体として崇められてきました。山頂からは、東に雄大な富士[[山]]を望むことができ、西側には木々の間から南アルプスの山々を垣間見ることができます。

登山ルート

篠井山への登山道は、南側の奥山温泉から奥へ進んだ場所にある大洞橋が唯一の登山口となっています。登山にかかる時間は、およそ2時間10分ほどです。比較的短時間で登頂できるため、日帰り登山にも適しています。

山頂からの眺望

山頂付近は木々が多く、開けた場所は限られますが、東側には遮るもののない富士[[山]]の絶景が広がります。西側には、木々の間から南アルプスの山々を望むことができ、自然の雄大さを感じられます。

周辺の山々

篠井山の周辺には、十枚山、大光山、思親山など、多くの山々が連なっています。これらの山々と合わせて登山計画を立てるのもおすすめです。

参考文献

『日本の山1000』山と溪谷社〈溪谷カラー名鑑〉、1992年8月、360頁。ISBN 4635090256
『山梨県の山』山と渓谷社〈新・分県登山ガイド〉、2006年2月、118頁。ISBN 4635023141

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