紅つばめお雪

『紅つばめお雪』は、1970年10月2日から12月25日までNET系列局で放送された連続テレビ時代劇です。全13話で、毎週金曜20時から20時56分に放送されました。NETテレビ（現・テレビ朝日）と東映の共同製作で、東映京都テレビプロダクションが製作した『旅がらすくれないお仙』や『緋剣流れ星お蘭』といった女主人公による道中物時代劇の流れを汲む作品です。

物語は、八重垣流小太刀の達人であり、流派の始祖の娘でもあるお雪（宮園純子）が、世間並みの常識を身につけるために一人旅に出ることから始まります。その道中で、素肌に赤い陣羽織を羽織り、赤いふんどしに大小の刀を差した農民出身のニワカ侍、石和の藤吉（里見浩太朗）と、漁師の息子でヤクザ志願の銚子の与三郎（工藤堅太郎）と偶然に出会い、三人で旅をしながら悪を懲らしめていくというストーリーです。

主要キャスト

紅つばめお雪（宮園純子）: 八重垣流小太刀の始祖を父に持ち、幼少の頃からその腕を磨いてきました。父親の願いである世間並みの常識を身につけるため、旅に出ます。当初は世間知らずな言動が目立ちますが、しっかり者で旅の資金を管理しています。旅の途中で、藤吉と与三郎から好意を寄せられるようになり、二人の夢の中ではそれぞれの妻になることもあります。
石和の藤吉（里見浩太朗）: 農民出身のニワカ侍で、先祖が武士だと信じ込んでいます。そのため、侍らしい扱いを受けないと怒ることがあります。自らを「上杉藤吉郎」と名乗り、一国一城の主になることを夢見ています。トレードマークは赤い陣羽織で、痔持ちであることが戦闘に影響することもあります。
銚子の与三郎（工藤堅太郎）: 元は漁師の息子で、渡世人を目指して旅をしています。大親分になることを夢見ており、「昇り龍の与三郎」を自称しています。背中には龍の入れ墨があることになっていますが、実際には髭の部分しか彫れておらず、他は毎回描いてもらっています。


スタッフ

脚本:各放送日程参照
監督:各放送日程参照
音楽:小川寛興
美術:寺島孝男、吉村晟
撮影:平山善樹、森常次、安達重穂、脇武夫、玉木照芳
照明:岡田耕二、谷川忠雄、藤井光春、松井薫
録音:矢部吉三、草川石文
計測:宮川俊夫、長谷川武次、水島淳一、佐賀彰
記録:藤原凪子、佐藤利子、篠敦子、高木弘子
編集:戸川博、岩本光司、島村智之
衣裳:上野徳三郎、荒堀実秋
美粧:林三郎、堤野正直、今義美
結髪:河野節子
装置:大喜多義三郎、松尾清
装飾:草川啓三、道畑真二、山中忠知、小谷恒義
擬斗:土井淳之祐、三好郁夫（東映剣会）
助監督:尾田耕太郎、久郷久雄、曽根勇
進行:丸本晃、河野荘一
現像:東洋現像所
プロデューサー:上月信二（NET）、髙田正雄（東映）
制作:NET、東映


放送日程

（放送日程の詳細は省略）

配信情報

YouTubeの「東映時代劇YouTube」チャンネルにて、2021年11月28日から第1話と第2話が常時配信されています。第3話以降は2022年11月23日から各話1週間限定で配信されました。

外部リンク

* 紅つばめお雪 - テレビドラマデータベース

もう一度検索