紅と黒のMATADORA/I LOVE YOUをさがしてる

シングル「紅と黒のMATADORA/I LOVE YOUをさがしてる」の詳細

2008年9月10日、GLAYは39枚目のシングル「紅と黒のMATADORA/I LOVE YOUをさがしてる」をリリースしました。このシングルは、前作「VERB」から約3か月ぶりに登場したもので、ファンにとって待望の新作となりました。

このシングルの特長として、通常版はPケース仕様、初回限定盤はデジパック仕様があることが挙げられます。また、収録されている曲は両方の版で共通しており、制作に関しても注目された点です。特に、このシングルは「鼓動」以来久しぶりのCDのみのリリースとなっており、ファンに新たな喜びをもたらしました。

ミュージックビデオの撮影

「紅と黒のMATADORA」と「I LOVE YOUをさがしてる」の両方のミュージックビデオは、チェコのプラハで撮影されました。このプロジェクトを監督したのは丹修一で、彼は前作に続き再びこのシングルの映像制作を手がけることになりました。撮影は予定よりも早く終了したため、GLAYのメンバーはその後の時間を利用してスペインを訪れたと語っています。

収録曲の詳細

1. 紅と黒のMATADORA

この曲は、作詞・作曲をTAKUROが担当し、編曲はGLAYと佐久間正英が行っています。2008年10月4日に公開された韓国映画『宿命』の主題歌として起用されており、曲名の「Matadora」はスペイン語で「女性闘牛士」を意味します。曲のイントロにはフラメンコのサウンドが取り入れられ、スパニッシュな雰囲気を強調した作りになっています。

2. I LOVE YOUをさがしてる

この曲もTAKUROが作詞・作曲をこなし、同じくGLAYと佐久間正英が編曲を担当しています。この楽曲はテレビ朝日の金曜ナイトドラマ『打撃天使ルリ』の主題歌として放送され、前作から約4年ぶりとなるドラマの主題歌としての位置づけとなりました。「紅と黒のMATADORA」とは対照的に、バラードというスタイルで、しっとりとした感情を表現しています。

TAKUROはこの曲を作詞する際、新聞で城山三郎の遺作である「そうか、もう君はいないのか」というタイトルを見かけたことが、歌詞に影響を与えたと話しています。また、代表曲「HOWEVER」のアンサーソングとも捉えることができる内容です。

3. SUFFRAGETTE CITY

さらに、シングルにはデヴィッド・ボウイの「SUFFRAGETTE CITY」が収録されています。これはイギリスの伝説的なミュージシャン、デヴィッド・ボウイの代表的なアルバム『ジギー・スターダスト』からの曲をカバーしたもので、GLAYのアプローチによる新たな解釈が期待されます。

収録アルバム

• - 紅と黒のMATADORA
• - THE GREAT VACATION VOL.1 〜SUPER BEST OF GLAY〜
• - SUFFRAGETTE CITY
• - rare collectives vol.4

「紅と黒のMATADORA/I LOVE YOUをさがしてる」は、リリースから数年が経過してもなお、ファンの間で愛され続けているシングルであり、GLAYの音楽的な幅を広げる作品として重要な位置を占めています。

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