紅葉堂

紅葉堂（もみじどう）

広島県廿日市市宮島町に位置する紅葉堂は、和菓子の名店として長い歴史を誇っています。この店は、島内で唯一のもみじ饅頭製造元としても有名で、その中でも特に人気があるのが『揚げもみじ』です。名物の和菓子が旅人たちを魅了し続けています。

歴史背景

紅葉堂は1912年（明治45年）に創業し、当初は「竹内紅葉堂」として知られていました。創業者の竹内与平氏が、宮島へ訪れる参拝客に甘味を提供する場所を作りたいと考えたのが始まりです。その後、もみじ饅頭の製造を始め、観光客に喜ばれる和菓子を提供することで、店は徐々に成長していきました。

1982年（昭和57年）には法人化し、有限会社として整備が進められ、さまざまな商品ラインナップが展開されています。現在では、もみじ饅頭が主力商品であり、これを利用したカフェも運営しており、地域の特産品を丁寧に使ったスイーツが多彩に楽しめます。

人気商品『揚げもみじ』

特に注目されるのが2002年から販売が始まった『揚げもみじ』です。この商品は、外はカリッと、内はしっとりとした食感で、宮島を訪れる観光客にとっての名物となっています。揚げもみじは、軽やかな食感と深い味わいを持ち、食べ歩きにぴったりなスイーツとして人気が高まっており、多くの方がこのお菓子を手にして宮島の風景を楽しんでいます。

その他のメニュー

また、紅葉堂はもみじ饅頭を使用したスムージーや、地元廿日市産の牛乳を活用したアイスクリームなど、幅広いスイーツも提供しています。これらは、もみじ饅頭の新たな楽しみ方を提案し、観光客のみならず、地元の人々にも愛されています。

複数の紅葉堂

ちなみに、埼玉県にある株式会社紅葉堂（OICグループ）とは異なる会社であるため、注意が必要です。この会社はカステラのOEM製造を行っており、同じ名称ですが別の業態です。

まとめ

紅葉堂は、宮島の歴史と共に歩んできた和菓子店であり、独自の製品群と新しいスイーツの提案で、今も訪れる人々に愛され続けています。宮島に訪れた際には、ぜひその名物を味わうことをお勧めします。

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