素敵!KEI-SHU5

『素敵!KEI-SHU5』の概要

『素敵!KEI-SHU5』（すてき けいしゅうファイブ）は、1987年11月から1989年3月まで関西テレビで放送されていたバラエティ番組です。毎週月曜日から金曜日まで、夕方5時から6時の間に放送されており、関西地区の視聴者に親しまれていました。番組は、フジテレビの帯番組『夕やけニャンニャン』の終了を受けて、新たに関西テレビと吉本興業によって制作されたものです。

番組の特徴とスタート

この番組は当時人気のあった吉本興業のタレントたちを中心に編成され、なんばグランド花月内にあったNGKホールでの公開放送形式で行われました。司会を務めたのは、お笑いコンビ・圭・修（清水圭と和泉修）で、彼らの軽快なトークとコントが視聴者を楽しませました。1988年11月に発表されたスポーツ新聞の記事によれば、視聴率は5％前後を維持していたものの、その後視聴率は低下し続け、1年4か月での放送を終えることとなります。

同時期の人気番組との関係

『素敵!KEI-SHU5』と同じ時期に放送されていた『4時ですよーだ』も吉本興業制作の番組であり、両番組には多くの共通点がありました。『4時ですよーだ』は若手芸人を中心にした編成で、午後4時に放送されていました。『KEI-SHU』はその後の午後5時から放送開始となり、司会者の圭・修は元々『4時ですよーだ』にレギュラー出演していましたが、『KEI-SHU』のスタートに伴って降板しました。

さらに、心斎橋筋2丁目劇場で収録していた『4時ですよーだ』とNGKホールでの『KEI-SHU』は約15分の距離に位置しており、出演者の掛け持ちが頻繁に行われていました。特に番組の後期には、『4時ですよーだ』のレギュラー出演者が『KEI-SHU』さややさ多く出演する機会がありました。

出演者とスタッフ

出演者の中には、レギュラーメンバーとして圭・修のほか、どんきほ〜て、130R、石田靖（1988年9月まで）、リットン調査団などが含まれていました。また、1988年10月以降には、新たにまるむし商店や非常階段といった強化メンバーも登場し、番組を盛り上げる要素となりました。

制作陣には、プロデューサーやディレクター、構成作家など多彩なスタッフが揃い、関西テレビと吉本興業が力を合わせて制作にあたりました。特に制作プロデューサーには山崎一彦氏や虫明茂氏が担当し、放送を支えました。

番組は、関西のお茶の間で愛され続けましたが、視聴率の低下により1989年にその幕を閉じることとなりました。日本のバラエティ文化の中でも特異な存在であった『素敵!KEI-SHU5』は、今もなお多くのファンの記憶に残っています。

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