細谷実

細谷実

細谷実（ほそや まこと、1957年12月1日 - ）は、日本の倫理学者であり、関東学院大学の教授を務めています。群馬県出身。

人物・来歴

東京大学文学部倫理学科を卒業後、同大学院人文科学研究科博士課程を単位取得退学されました。その後、関東学院大学経済学部の助教授を経て教授に就任。専門は倫理学であり、特にジェンダー論やセクシュアリティに関する研究に力を入れています。東京都中央区男女共同参画推進委員会の委員も務めています。

研究内容

細谷氏の研究は、ジェンダー、セクシュアリティ、倫理学といったテーマを中心に展開されています。著書や論文を通じて、現代社会におけるジェンダーの問題やセクシュアリティのあり方、倫理的な課題について考察を深めています。特に、男性性の問題や暴力の問題、ジェンダーと社会の関係について、多角的な視点から分析を行っています。

著書

『性別秩序の世界 ジェンダー / セクシュアリティと主体』（マルジュ社、1994年）
『〈男〉の未来に希望はあるか』（はるか書房、2005年）
『よく考えるための哲学』（はるか書房、2011年）

共編著

『身体のエシックス / ポリティクス 倫理学とフェミニズムの交叉』（金井淑子共編、ナカニシヤ出版、叢書倫理学のフロンティア、2002年）
『暴力と戦争』（加藤千香子共編著、明石書店、ジェンダー史叢書、2009年）
『暴力とジェンダー 連続講義』（林博史, 中村桃子共編著、白澤社、2009年）
『大人になる前のジェンダー論』（浅野富美枝, 池谷壽夫, 八幡悦子共編著、はるか書房、2010年）
『大学生と語る性 インタビューから浮かび上がる現代セクシュアリティ』（田村公江共編著、晃洋書房、2011年）
『仕事と就活の教養講座 生きのびるための働き方』（編著、中西新太郎, 小園弥生著、白澤社、2016年）

翻訳

ジョージ・L・モッセ『男のイメージ 男性性の創造と近代社会』（小玉亮子、海妻径子共訳）、作品社 2005／中公文庫 2024

外部リンク

* 関東学院大学

細谷実氏の著作は、ジェンダーやセクシュアリティに関わる問題を深く掘り下げ、倫理的な視点から考察することで、読者に新たな気づきを与えてくれます。現代社会の複雑な問題に関心を持つすべての人にとって、必読の文献と言えるでしょう。

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