維新百年記念公園

概要

維新百年記念公園（いしんひゃくねんきねんこうえん）は、山口県山口市維新公園四丁目に位置する広域都市公園です。この公園は、山口県が所有し、運営は一般財団法人山口県施設管理財団が担当しています。施設の充実度やアクセスの良さから、地元の人々はもちろん、観光客にも利用されています。

沿革

公園の歴史は1963年にさかのぼります。この年、山口市吉敷に県営陸上競技場が整備され、10月には第18回国民体育大会の主会場として使用されました。続く1967年には、建設省が全国に指定した「明治百年記念森林公園」の一部として、この陸上競技場周辺が選ばれ、維新百年記念公園の整備が開始されました。1973年には公園が開園し、その後も様々な施設がオープンしました。

公園の施設には、1981年に開業した「山口県児童センター」、1984年にオープンした「山口県スポーツ文化センター」、そして1988年にはラグビーやサッカーが楽しめるフィールドが登場しました。1994年には「野外音楽堂（ビッグシェル）」もオープンし、多種多様なイベントが行われています。

施設紹介

陸上競技場

維新百年記念公園内で最も古い施設で、1963年に建設されました。2011年には大規模な改築が行われ、2018年から「維新みらいふスタジム」として新しい名称で呼ばれています。このスタジアムは、Jリーグのレノファ山口FCのホームスタジアムとしても利用されています。

補助競技場

この施設は運動会や陸上競技用に使用される多目的広場で、2007年から新たな全天候型トラックと天然芝フィールドを備えた補助競技場として運営されています。コンパクトに整備されており、多様なスポーツに利用可能です。

日本陸上競技連盟第3種公認競技場

補助競技場には400mトラックと840席の観客席があり、様々な大会を誘致しています。

球技場

この施設はサッカーやソフトボールなど多用途に使用される、観客席のない土のフィールドです。特にレノファ山口FCがホームゲームを行う際には有料駐車場としても利用されることがあります。

スポーツ文化センター

アリーナやレクチャールーム、武道館を備えるこの施設は、地域のスポーツ活動に欠かせない存在です。また、2019年からは「維新大晃アリーナ」として新たに呼ばれています。毎年、Vリーグの試合が開催されるなど、多彩なイベントが行われています。

野外音楽堂「ビッグシェル」

多様な音楽や演劇に対応できる設備を備えたビッグシェルでは、観客が演目を楽しむことができる広いスペースが提供されています。

アクセス

公園へのアクセスは非常に便利です。山口線の矢原駅から徒歩で10分ほどで到着できます。また、新山口駅からはバスを利用し、「競技場前」バス停での下車が便利です。自動車の場合は、中国自動車道の小郡ICから約4kmの距離に位置しています。

関連項目

維新百年記念公園は、他の明治百年記念公園と同様に歴史的な背景を持つ場所です。公園は多くのスポーツイベントや文化活動の拠点となり、多くの人々に愛されています。公園内には、自然豊かな環境とともにさまざまな施設が揃っており、訪れる人々に多彩な体験を提供しています。

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