網谷圭将

網谷圭将の軌跡

網谷圭将（あみや けいしょう、生年1997年10月3日）は千葉県市原市出身の元プロ野球選手であり、捕手、内野手、外野手として活躍した。現在は社会人野球界でヤマハ硬式野球部に所属し、さらなる高みを目指している。彼の野球人生は多彩な経歴に彩られている。

経歴

プロ入り前

網谷は小学生の頃、ちはら台ファイターズで野球を始め、2009年には千葉ロッテマリーンズのジュニアチームに参加。同チームには郡司裕也や津留崎大成といった今後のスター選手も在籍していた。千葉英和高等学校では、2年秋から捕手として活躍し、3年春の千葉県大会では本塁打を放つなど、素質を開花させた。この時、打球の飛距離は140メートルと推定され、対外試合で通算33本の本塁打を記録。これにより、NPBのいくつかの球団がドラフト候補として網谷に注目することになった。

DeNA時代

2015年のNPB育成ドラフトで、横浜DeNAベイスターズから1巡目で指名を受け、支度金300万円、年俸360万円という条件で入団。彼は背番号100を背負い、プロ選手生活がスタート。しかし、2016年の春季キャンプでは一軍の紅白戦で2安打を記録し、監督の評価を得て一軍へ合流。しかし、その後の練習試合で骨折し、シーズンは苦しい展開となる。以降も、さまざまなポジションで出場するも打率は苦戦。

2017年にはラミレス監督の意向で一軍春季キャンプに参加し、阪神タイガースとの練習試合で本塁打を打つなど、少しずつ存在感を示した。しかし、捕手登録のまま一塁手や三塁手としても出場し、イースタンリーグでは4番打者に起用されるも結果を残せず、捕手としての出場は少なかった。

2018年のシーズンには捕手から内野手に登録変更し、イースタンリーグで62試合に出場。しかし、ようやく支配下選手登録に至ることができず、シーズン終了後には戦力外通告を受けることとなった。自由契約となった後は、社会人野球への道を選択。

社会人野球時代

戦力外通告を受けた直後、社会人野球での再起を決意し、ヤマハ硬式野球部への入部が発表された。2019年には第90回都市対抗野球大会に出場し、初戦で二塁打を打つなど存在感を示した。2020年からは外野手として出場し、2023年には第94回都市対抗で4番を任され、打率.421を記録するなど活躍。久慈賞も受賞し、社会人野球ベストナインに選出された。

さらに、冬には台湾ウインターリーグにも参加。17試合で打率.443を記録し、全参加選手中で打率と安打数がトップとなる大活躍を見せた。2024年には、JABA京都大会での打率.524、3本塁打など、ヤマハの打線を牽引する存在として期待が高まる。しかし、第95回都市対抗では初戦で敗退を喫する結果となった。

詳細情報

年度別打撃成績

一軍公式戦への出場はなかったが、彼の努力と情熱は社会人野球での成功に繋がっている。

背番号

• - 100 （2016年 - 2018年）

登場曲

• - 「ライオン」ベリーグッドマン（2017年 - 2018年）

網谷圭将は、その柔軟な対応力と多才な才能で、これからの野球界でも注目され続ける選手である。

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