綿貫勝介

綿貫勝介

綿貫勝介（わたぬき かつすけ、1959年2月10日 - 2022年12月23日）は、日本の実業家であり、神職でもありました。トナミ運輸の元社長、トナミホールディングスの元社長を務めました。父は元衆議院議長でトナミ運輸元社長の綿貫民輔、祖父はトナミ運輸の創業者で元衆議院議員の綿貫佐民という家系に生まれています。

略歴

東京都出身。成城大学法学部を卒業後、トナミ運輸に入社しました。総合企画本部付部長代理などを経て、1990年に取締役、2003年に副社長に就任。2005年5月には、南義弘の後任として社長に就任しました。2008年にトナミホールディングスへ商号を変更するとともに、事業会社として新たにトナミ運輸を設立し、その社長も兼務しました。

経営者として手腕を発揮する傍ら、2013年6月には北陸銀行の監査役にも就任。さらに、北陸経済連合会の常任理事、一般財団法人トナミホールディングス松寿会の理事長、そして実家である井波八幡宮の宮司も務めるなど、多岐にわたる分野で活躍しました。

2022年12月23日未明、富山市内の自宅で体調を崩し、救急搬送されましたが、搬送先の富山赤十字病院で急性心不全のため死去しました。63歳という若さでした。その功績を称えられ、死没日をもって従五位に叙され、旭日小綬章が追贈されました。後任の社長には、専務であった髙田和夫が就任しました。

2023年3月8日には、ホテルニューオータニ高岡にてお別れ会が執り行われました。父である民輔が参列者を迎え、高岡市の角田悠紀市長、高岡商工会議所の塩谷雄一会頭、西村康稔経済産業大臣、小渕優子衆議院議員をはじめ、各界から約1100人が参列し、故人を偲びました。トナミホールディングスの社外取締役である犬島伸一らが弔辞を述べ、長男である綿貫雄介取締役が感謝の言葉を述べました。

綿貫勝介は、そのリーダーシップと多岐にわたる活動を通じて、地域経済の発展に大きく貢献しました。彼の死は、多くの人々に惜しまれています。

関連項目

* 串岡弘昭

もう一度検索