緋田康人

緋田康人：個性派俳優のキャリア

緋田康人（ひだやすひと）は、1964年東京都大田区生まれの俳優、コメディアンである。旧芸名は西田康人。現在、レディバードに所属し、俳優として活躍しているが、そのキャリアは、お笑いコンビ「ビシバシステム」から始まった。

1986年、演劇ユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」での活動を経て、住田隆と「ビシバシステム」を結成。アナーキーでナンセンスなコントスタイルは人気を博し、テレビ番組『タモリのボキャブラ天国』にも多数出演。住田隆、ふせえりと共に、トリオでの出演も果たした。

しかし、1994年にビシバシステムを解散。以降は俳優としての道を歩み始める。数々のテレビドラマ、映画、CM、ラジオ番組などに幅広く出演。その演技力は、個性的な脇役として高い評価を得ている。

特に、2013年放送のテレビドラマ『半沢直樹』での演技は、大きな注目を集めた。人事部次長・小木曽忠生役を演じ、机を叩きながら主人公・半沢を追い詰める迫真の演技は、視聴者に強い印象を残した。同ドラマはギャラクシー賞月間賞を受賞するが、その受賞理由にも緋田の演技が挙げられ、「堺雅人の好演に加えて、脇役の熱演ぶりも光った」と評価されている。

数多くの作品で、多彩な役柄を演じている。

主な出演作品：

テレビドラマ

ウルトラマンをつくった男たち 星の林に月の舟（1989年、TBS）
半沢直樹（2013年、TBS） - 小木曽忠生役
刑事のまなざし（2013年、TBS）
ごめんね青春！（2014年、TBS）
花燃ゆ（2015年、NHK大河ドラマ）
バイプレイヤーズ（2018年、テレビ東京） - 本人役
時効警察シリーズ（テレビ朝日） - 蜂須賀役
テッパチ！（2022年）


映画

トイレの花子さん（1995年）
呪怨シリーズ（2014年、2015年） - 佐伯剛雄役
七つの会議（2019年）


CM

丸石自転車（2000年）
KDDI auスマートパス（2013年）
ロッテ「ACUO」（2016年）


その他

* ダンドリくん 実写版（1992年）※OV作品


これらの作品以外にも、多くのドラマや映画、CMに出演。脇役ながら、存在感を放つ演技で、視聴者に強い印象を与え続けている。そのキャリアは、お笑い芸人としての経験から培われた、独特のユーモアと演技力が融合した、唯一無二の存在感を示している。緋田康人の今後の活躍にも期待したい。

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