総神大学校

総神大学校について

総神大学校（チョンシンだいがっこう）は、大韓民国のソウル特別市銅雀区に位置する私立の大学です。この大学は1901年に設立された歴史ある教育機関で、当初は朝鮮イエス教長老会神学校としてスタートしました。設立者は大韓イエス教長老会であり、初代校長には宣教師の馬布三悦が就任しました。

歴史的背景

総神大学校のルーツは、今から120年以上前の平壌に遡ります。最初の校舎は、初代校長・馬布三悦の自宅を利用したもので、初めての学生は邦基昌とキム・ジョンソプの2名でした。1908年には、マクコミックの寄付により新たに校舎が建設されました。1918年には教科書となる『神学指南』が発刊されるなど、国内の神学教育に大きく影響を与えてきました。残念ながら、1938年には日帝の弾圧により廃校に追い込まれました。

1948年には、解放の後に長老会神学校がソウルで再開され、朴亨龍が新たに初代校長に就任。その後、一時的に解体されましたが、1951年には大韓イエス教長老会総会神学校として再出発し、校舎は大邱市に設置されました。1953年にソウルに移転し、1965年には現在の場所に至るまで数回の移転を経ています。

1969年には4年制正規大学として認可され、総会神学大学の名称で影響力を強めていきました。1975年に現在の「総神大学」の名称に改名し、大学院や付属幼稚園なども設立し、教育内容の多様化を進めてきました。1995年には「総神大学校」に改名され、今日に至ります。

学部および大学院

総神大学校は様々な学部と大学院を有しています。学部には、神学科、キリスト教教育科、英語教育科、歴史教育科、幼児教育科、教会音楽科、児童学科、社会福祉学科などがあり、学生は自らの興味やキャリアに合った分野を選ぶことができます。

大学院では、神学大学院、牧会学科、教育大学院などが設置され、より専門的な知識を学ぶための機会を提供しています。例えば、神学大学院にはキリスト教教育学科や幼児教育学科、教会音楽学科などがあり、それぞれの分野での専門性を高めるカリキュラムが用意されています。また、社会福祉大学院や相談大学院も設けられており、様々な社会的ニーズに応える講座が開かれています。

地理的位置とアクセス

総神大学校は、ソウル特別市銅雀区にキャンパスを構えており、周辺は交通の便が良いエリアとなっています。また、大学近くには梨水駅（ソウル交通公社4号線）があり、通学にも非常に便利な場所といえるでしょう。

このように、総神大学校は長い歴史を有し、教育の多面的なアプローチを提供することで、多くの学生に愛される大学へと成長しています。

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