羅成範

羅 成範（ナ・ソンボム）

概要

羅 成範は、1989年10月3日に韓国・光州広域市で生まれたプロ野球選手であり、外野手として知られています。また、彼の兄である羅成容もプロ野球選手として活躍していました。

経歴

NCダイノス時代

2008年、羅はLGツインズから投手として指名を受けましたが、延世大学校に進学。その後、2012年に新球団NCダイノスに入団し、外野手に転向。2013年5月7日にはハンファ・イーグルス戦で一軍に初出場を果たしました。

彼のキャリアでの大きなマイルストーンの一つとして、2014年が挙げられます。この年、彼はオールスターに初出場し、仁川アジア大会では韓国代表として活躍しました。この大会で優勝を収めたことで、兵役の免除を受けるという特典も得ることができました。

さらに、2015年のプレーオフでは、控え投手が不足したため、久々に登板を果たしました。この経験は大学時代以来のことであり、彼にとっても特別な瞬間だったでしょう。また、オフにはWBSCプレミア12の韓国代表に選出され、国際舞台でのプレー機会を得ました。

ただし、2019年には足の負傷が影響し、シーズンを通じて試合を欠場する結果となります。翌2020年シーズン終了後にはMLBへの移籍を目指してポスティングを行いましたが、契約には至りませんでした。

起亜タイガース時代

その後、2021年12月23日にFAを行使し、起亜タイガースに移籍しました。新たな環境での活躍に期待が寄せられています。

プレースタイルと影響

羅 成範の本貫は羅州羅氏ですが、彼のプレースタイルには、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐からの影響が色濃く見られます。彼は柳田のスイングや足の速さ、長打力、出塁率の高さを評価し、模範として崇拝しています。「柳田はフルスイングで空振りしても、見習いたい」と語る彼の言葉からも、柳田への敬意が伺えます。

詳細な成績

2024年度シーズン終了時の年度別打撃成績は、各年度の太字がリーグ最高を示しています。また、彼は国際大会でも活躍しており、WBSCプレミア12やWBCでの打撃成績も残しています。背番号は「47」で、ゴールデングラブ賞を3回受賞した実績も持っています（2014年、2015年、2022年）。

代表歴

これまでの代表歴には、2014年のアジア競技大会、2015年のWBSCプレミア12、そして2023年のワールド・ベースボール・クラシックが含まれています。これらの大会での活躍を通じて、彼は韓国の野球界に大きく貢献しています。

まとめ

羅 成範のキャリアは、挫折や向上心に満ちており、今後の成長が楽しみな選手です。プロ野球選手としての実績や国際大会での経験は、彼自身の成長のみならず、韓国野球の未来にも大きな影響を与えることでしょう。

もう一度検索