羅湖口岸

羅湖口岸は、中華人民共和国広東省深圳市羅湖区と香港特別行政区北区羅湖の間に位置する、中国最大規模の出入境検査場です。この国境は、毎日午前6時30分から深夜24時まで開放されており、香港と深圳の間を移動する旅客にとって主要なゲートウェイとなっています。

交通アクセス

香港側では、港鉄（MTR）羅湖駅が直結しており、東鉄線を利用して香港各地へアクセスできます。一方、深圳側は深圳駅前広場に隣接しており、羅湖商業城、深圳駅、深圳バスターミナルなどがあります。さらに、深圳地下鉄1号線（羅宝線）の羅湖駅も接続しており、深圳市内への移動も非常に便利です。

香港側の注意点

羅湖駅周辺は、緩衝地帯として一般の立ち入りが制限されているため、駅前から直接市バスやタクシーを利用することはできません。香港国際空港へ向かう場合は、1駅隣の上水駅（MTR）からバスを利用する必要があります。香港空港から深圳東部へ移動する際は、A43/A43Pバスで上水駅まで行き、そこからMTRで羅湖口岸または福田口岸へ向かうルートが一般的です。

深圳側の利便性

深圳側の羅湖口岸ビルには車寄せがあり、タクシーなどの車両が乗り入れ可能です。これにより、深圳側ではスムーズな移動が可能です。

利用状況

2006年から2007年にかけて、羅湖口岸を通過した旅客数は9300万人に達し、現在では世界で最も旅客数の多い国境の一つとなっています。この数字は、羅湖口岸が両都市間の重要な交通拠点であることを物語っています。

関連項目

福田口岸
皇崗口岸
深圳湾口岸
文錦渡口岸
* 沙頭角口岸

羅湖口岸は、単なる出入境検査場としてだけでなく、両都市間の経済や文化交流を支える重要な役割を担っています。その利便性の高さと交通アクセスの良さから、多くの人々が日々この国境を通過しています。

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