美しが丘 (横浜市)

美しが丘は、神奈川県横浜市青葉区に位置する町名で、一丁目から五丁目までが存在します。住居表示は未実施ですが、東急によって開発された多摩田園都市の中心地区として、計画的な街づくりがなされています。

地理

美しが丘は、青葉区の東部に位置し、東急田園都市線たまプラーザ駅を中心に発展しました。駅周辺は商業施設が立ち並びますが、それ以外の地域は主に団地、社宅、マンション、一戸建てなどの住宅街となっています。多摩田園都市の中心地区として、複合商業施設のたまプラーザテラスや、特徴的なクルドサック構造の道路が整備されています。

一丁目は、たまプラーザ団地がほぼ全域を占めており、その外周には戸建て住宅が広がっています。団地内には木々に囲まれた広い遊歩道が設けられ、東急百貨店たまプラーザ店3階に直結しているほか、二丁目、三丁目へと続く道も整備されています。二丁目、三丁目では、車道が途中から遊歩道に変わるクルドサックと呼ばれる道路が多く、自動車のUターン用のサークル状車道と遊歩道が組み合わさった、歩行者に優しい街づくりがなされています。この設計は、アメリカのラドバーンで初めて採用されたため、「ラドバーン方式」と呼ばれています。

美しが丘には、東急田園都市線たまプラーザ駅、たまプラーザテラス、イトーヨーカドーたまプラーザ店、公団たまプラーザ団地などの施設があります。また、複数の金融機関の支店、小中学校、公園、郵便局なども存在します。周辺地域としては、東は川崎市宮前区鷺沼、西は美しが丘西・元石川町、南はあざみ野・新石川、北は川崎市宮前区犬蔵・菅生・水沢と接しています。

地価

2024年1月1日の公示地価によると、美しが丘の住宅地の地価は、場所によって異なり、美しが丘5丁目では50万円/m²を超える場所もある一方で、3丁目では30万円/m²程度となっています。

歴史

美しが丘は、元々は横浜市港北区元石川町の一部でしたが、多摩田園都市開発に伴い、1969年と1972年に元石川町から分離して新設されました。住居表示は未実施です。1969年の港北区から緑区の分離・新設を経て、1994年には港北区と緑区の再編により、新設された青葉区に所属することとなりました。

町名の由来

美しが丘という町名は、土地区画整理事業の際に、住民の要望によって選ばれた瑞祥地名です。この地域が丘陵地帯であり、自然環境が美しく、宅地造成後も美しい町として発展することを願って採用されました。

沿革

1969年1月15日：土地区画整理事業（元石川第一）に伴い、港北区元石川町の一部より、美しが丘一丁目 - 三丁目を新設。
1969年10月1日：港北区から緑区が分区。横浜市緑区美しが丘一丁目 - 三丁目となる。
1972年7月26日：土地区画整理事業（元石川第二）に伴い、元石川町の一部より、美しが丘四丁目・五丁目を新設。
1994年11月6日：港北区と緑区を再編し、青葉区と都筑区を新設。横浜市青葉区美しが丘一丁目 - 五丁目となる。

世帯数と人口

2024年5月31日現在、美しが丘の世帯数と人口は、横浜市が発表したデータに基づいています。

学区

美しが丘の市立小中学校の学区は、2023年4月時点では、美しが丘小学校、美しが丘東小学校、元石川小学校、美しが丘中学校、山内中学校となります。

事業所

2021年の経済センサス調査によると、美しが丘の事業所数と従業員数は、それぞれ詳細なデータが存在します。

施設

東急田園都市線たまプラーザ駅
たまプラーザテラスゲートプラザ・ノースプラザ（東急百貨店たまプラーザ店）
イトーヨーカドーたまプラーザ店
たまプラーザ商店会
たまプラーザ駅前通り商店会
たまプラーザ中央商店街
公団たまプラーザ団地
横浜市立美しが丘小学校
横浜市立美しが丘東小学校
横浜市立元石川小学校
横浜市立山内中学校
横浜市立美しが丘中学校
美しが丘公園
青葉警察署 たまプラーザ駅前交番
横浜美しが丘郵便局
横浜美しが丘四郵便局
りそな銀行たまプラーザ支店
三菱UFJ銀行たまプラーザ支店
三井住友銀行たまプラーザ支店
三井住友信託銀行たまプラーザ支店
横浜銀行たまプラーザ支店
平川神社
美しが丘大坪公園
美しが丘二丁目公園
美しが丘五丁目公園
美しが丘第二公園
美しが丘第三公園
美しが丘第四公園
美しが丘第五公園
美しが丘第六公園
美しが丘第七公園
美しが丘第八公園
美しが丘第九公園
美しが丘第十公園

その他

郵便番号：225-0002（集配局：青葉郵便局）
警察：青葉警察署が管轄

この情報は、美しが丘の歴史、地理、生活環境を理解するための基礎的な内容をまとめたものです。

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