美江寺駅

美江寺駅の概要

美江寺駅（みえじえき）は、岐阜県瑞穂市美江寺字榎前に位置する樽見鉄道樽見線の駅です。駅番号はTR05で、地域の輸送網において重要な役割を果たしています。

歴史

この駅は1956年（昭和31年）3月20日に開設され、当初は国鉄樽見線の旅客駅として運営されていました。1984年（昭和59年）には第三セクターとして樽見鉄道に転換され、現在も同社の駅として残っています。駅の歴史は地域の交通の変遷を反映し、長年にわたり地元民に愛され続けています。

駅構造

美江寺駅は、単式ホーム1面1線を備えた地上駅であり、完全な無人駅です。国鉄時代には島式ホーム1面2線が存在しましたが、その名残は今も駅周辺に見受けられます。特に、駅西側の道路は広くとられており、駅北側にあった旧線の跡地での用水路を跨ぐコンクリート基盤が残っています。以前は駅北側に保線車両用の留置線も存在しましたが、市道との立体交差化に伴い、こちらも撤去されています。これらの特徴は、美江寺駅が長い歴史を持つことを示しています。

利用状況

2019年度のデータによると、美江寺駅の1日平均乗降人員は104人でした。近年における乗降人員の推移については、年々安定した利用が見られ、地元住民の足として定着しています。この数値は、駅の利用者が地域交通にどれほど依存しているかを示す一つの指標となっています。

駅周辺の施設

美江寺駅周辺は、様々な施設に囲まれています。例えば、瑞穂市立中小学校や、中山道美江寺宿跡が近くにあり、歴史的な背景を持つ地域でもあります。また、「サボテン村」という地元の観光名所も存在し、訪れる人々に親しまれています。

バス路線

駅の前を通る道路上には「本巣駅」停留所があり、ここからはみずほバスの本田七崎線が利用可能です。このバス路線は穂積駅前への循環系統が設定されており、左回りと右回りの両方があります。バスが利用できることで、駅周辺の利便性が高まっています。

隣接駅

美江寺駅の隣には樽見鉄道の十九条駅（TR04）と北方真桑駅（TR06）があり、これらの駅との連携も地域の交通の重要な一部を成しています。各駅は互いに連携し、滞在する地域の交通利便性を向上させています。

まとめ

美江寺駅は、岐阜県瑞穂市の樽見鉄道樽見線に属する歴史的な駅です。周囲の景観と共に地域の交通を支える重要な存在であり、周辺の施設やバス路線とも密接に結びついています。長い歴史と共に歩んできた美江寺駅は、地域住民にとって欠かせない拠点となっています。

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