美濃山崎駅

美濃山崎駅の概要

美濃山崎駅（みのやまざきえき）は、岐阜県海津市南濃町山崎大立にある養老鉄道養老線の駅です。この駅は地域の交通の要所として、日常的に利用されている無人駅となっています。

歴史

美濃山崎駅は、1919年4月27日に養老鉄道の桑名から養老への延伸に伴って開業しました。これが、この駅の始まりです。その後、1922年には揖斐川電気の駅に、1928年には養老電気鉄道の駅に名称変更されました。さらに、1929年には伊勢電気鉄道養老線の駅となり、1936年には養老電鉄、1940年には参宮急行電鉄と次々に管理会社が変わります。1941年には関西急行鉄道、1944年には近畿日本鉄道に属することとなり、2007年には近鉄から経営が分離されて養老鉄道の駅へと戻りました。

このように、美濃山崎駅は長い歴史を有しており、利用者のニーズに合わせて変化してきたことがわかります。

駅構造

美濃山崎駅は相対式ホームが2面2線ある地上駅で、行き違いが可能です。しかし無人駅であるため、駅舎はなく、乗客は直接ホームにアクセスします。出入口は4つあり、構内踏切は設けられていないため、両方のホームを利用するには公道の踏切を横断する必要があります。また、上りホームの裏手には水洗式の男女共用トイレがあります。

利用状況

美濃山崎駅の利用状況を見ると、年々高齢化が進んでおり、若者の間でも自動車の使用が目立つため、利用客数が減少している傾向にあります。輸送実績は人単位で毎年度の総計値が記録されており、乗降人員調査は任意の1日を基にしているため、年によって変動があります。この変化には天候や行事の影響が大きく、年度ごとの比較には注意が必要です。

駅周辺の環境

美濃山崎駅の周辺には、いくつかの重要な施設があります。例えば、存徳寺や山崎八幡神社などがあります。また、旧山崎保育園が廃園となった跡地もあります。加えて、南濃山崎簡易郵便局や国道258号も近くにあり、交通の利便性が高まっています。さらに、株式会社中部NL山崎センターも所在し、地域の経済活動も支えています。バス路線も利用可能で、海津市のデマンド交通サービスが駅周辺をカバーしています。

隣接駅

美濃山崎駅の隣には、同じ養老鉄道養老線の石津駅と駒野駅があります。これらの駅は相互にアクセスしやすい位置にあり、地域の交通網を形成しています。

このように、美濃山崎駅は地域に根ざした重要な駅であり、長い歴史と周辺環境に支えられています。利用者の減少傾向が見られるものの、地元住民にとっての存在は依然として大きなものです。

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