美濃川合駅

美濃川合駅

美濃川合駅は、岐阜県美濃加茂市の川合町一丁目に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）が運営する太多線の鉄道駅です。駅には「CI01」という駅番号が付与されており、地域住民にとって日常的な移動手段として利用されています。

歴史

美濃川合駅の開業は、日本国有鉄道（国鉄）時代の1952年（昭和27年）12月26日に遡ります。以来、地域の発展と共に歩み、多くの人々に利用されてきました。1987年（昭和62年）4月1日には、国鉄の分割民営化が実施され、美濃川合駅はJR東海へとその運営が引き継がれました。

駅設備の改良も進められており、平成の初期にあたる1989年（平成元年）3月には、利用者の利便性向上のため待合所が改築されました。さらに、2010年（平成22年）3月13日からは、JR東海が提供するICカード乗車券「TOICA」が利用可能となり、改札での手続きがよりスムーズに行えるようになっています。

駅の構造

駅の構造は、地上駅であり、単式ホームが1面のみ配置された1線を有しています。このホームは、線路の形状に合わせて全体的に大きなカーブを描いているのが特徴です。駅舎のような独立した建物はなく、ホーム上に待合所が設置されています。駅員の配置はない無人駅として運営されており、管理業務は隣駅である美濃太田駅が行っています。

利用状況

近年における美濃川合駅の利用状況は、2019年（令和元年）度のデータによれば、1日あたりの平均乗車人員は442人でした。この数値は、駅が地域の通勤・通学客などを中心に、一定数の利用があることを示しています。

駅周辺

駅の周辺には、豊かな自然と生活基盤となる施設が見られます。駅の近くには、日本を代表する河川の一つである木曽川が流れ、その支流である飛騨川も近接しています。鉄道関連施設としては、JR東海に所属する美濃太田車両区が駅のほど近くに位置しており、多くの列車が留置されたり整備されたりする様子を目にすることができます。

また、地域の主要な幹線道路である国道248号線が駅周辺を通っており、自動車でのアクセスも比較的容易です。さらに、木曽川には関西電力の今渡ダムが建設されており、治水や発電といった重要な役割を担っています。

隣の駅

JR東海太多線において、美濃川合駅（CI01）は、可児駅（CI02）と美濃太田駅（CI00）の間に位置しています。美濃太田駅は太多線の主要駅であり、高山本線や長良川鉄道越美南線との接続駅となっています。

美濃川合駅は、規模は小さいながらも、地域住民の生活に密着した駅として、日々の移動を支えています。

もう一度検索