群馬県道157号赤城山敷島停車場線

群馬県道157号赤城山敷島停車場線

群馬県道157号赤城山敷島停車場線（ぐんまけんどう157ごう あかぎやましきしまていしゃじょうせん）は、前橋市富士見町の赤城山、大沼周辺を起点とし、渋川市の上越線敷島駅前を終点とする県道です。この道路は名目上、赤城山西麓の登山道路として位置付けられていますが、実際には敷島駅から深山停留所までの区間のみが幹線道路として利用されています。

敷島駅からは他の県道と交差しながら山腹を上り、渋川市赤城町北部の集落に至る生活道路としても重要な役割を果たしています。深山を越えると山道に入り、標高900m付近まで進むことができますが、ここから先は登山道としてしか利用できず、自動車の通行はできません。また、赤城山頂へ向かう道路の開通予定もないため、アクセスは限られています。

この道路の一部区間は、群馬県道151号津久田停車場前橋線と重複しており、この重複区間では比較的大型車の通行が目立ちます。実際、敷島駅から長井小川田までの部分は特に利用が多いです。赤城山頂付近に至る部分では、大沼西岸の狭い単独区間があり、交通の便は決して良くないですが、地域住民にとっては生活や観光に利用される道路となっています。特に、渋川側からはアクセスが難しく、湖岸沿いの生活道路の色合いが強いです。

路線データ

• - 起点：前橋市富士見町赤城山1番の2（群馬県道70号大間々上白井線）
• - 終点：渋川市赤木町敷島敷島停車場（JR敷島駅）

歴史

この道路の起源は、上越南線敷島駅の開業に伴い、敷島村（当時）中心部とのアクセスを目的として1924年に整備された道路に遡ります。
1937年8月24日には「敷島停車場赤城線」として県道に指定されましたが、その時から深山と赤城山頂間は車両が通行できない状態でした。
1959年9月18日には、群馬県によって道路法に基づいた県道として正式に認定され、赤城山敷島停車場線という名称に改称されました。同時に、赤城山頂側の指定区間や重複区間も見直され、前身となる県道の廃止が行われました。

地理

この県道は主に前橋市および渋川市を通ります。
交差する道路としては、群馬県道4号前橋赤城線が起点であるほか、衝突区間である群馬県道151号津久田停車場前橋線が渋川市赤城町長井小川田から終点付近まで重複して存在します。また、群馬県道70号大間々上白井線や群馬県道255号下久屋渋川線とも交差しており、それぞれの道路と連携を持っています。

この道路は、地域住民にとって重要な生活道路であり、また観光地へのアクセスを担っているため、その意義は少なくありません。赤城山の美しい自然を体感できる場所でもありますが、交通の便には配慮が必要です。

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