義ノ富士直哉

義ノ富士直哉 - 熊本の新星力士

プロフィール

義ノ富士直哉（よしのふじ なおや）は、熊本県宇土市出身で、伊勢ヶ濱部屋に所属する現役大相撲力士です。彼は2001年6月25日生まれ、本名は草野直哉（くさの なおや）です。2025年11月場所では最高位を東前頭5枚目にまで上げました。

幼少期とスポーツキャリアの始まり

義ノ富士は5歳の頃に宇土少年相撲クラブで相撲を始めました。相撲に対する興味と情熱は早くから明らかで、宇土市立鶴城中学校では3年生の時に中学生横綱の称号を獲得しました。また文徳高校に進学すると、3年次には全国高校総体で準優勝し、世界ジュニア選手権では団体優勝の仲間となりました。高校卒業後は日本大学文理学部社会学科に進学し、その際に日本大学相撲部に入部。大学での活躍としては、4年次に全国学生相撲選手権大会で個人優勝（学生横綱）を果たし、計9つもの個人タイトルを獲得しています。

大相撲への道

大学卒業後、義ノ富士は中学・高校・大学の先輩である川副とともに宮城野部屋へ入門する予定でしたが、入門前に宮城野部屋が閉鎖されてしまいます。そのため、伊勢ヶ濱部屋に転属し、大相撲の道に進むことになりました。2024年5月場所では幕下最下位（60枚目）として初土俵を踏み、その初土俵で兄弟子の横綱照ノ富士の付け人を務めることになります。初日から6連勝を記録するも、最終的には6勝1敗で場所を終えます。

競技人生の波乱

義ノ富士はその後も厳しい試練に直面します。2023年7月場所では、対戦相手の左からの張り手を受け、一時意識不明となる大怪我を負う場面もありましたが、翌日には付け人として復帰。大変な経験を経て、彼はますます強くなっていきました。11月場所では、左肩を怪我したまま4勝3敗で勝ち越し、その後の1月場所でも横綱照ノ富士の引退後初の十両昇進を果たしました。

ついに十両昇進

2025年3月場所では、十両として初日から10連勝を達成し、記録を更新しました。さらには、その後も連勝を重ね、12日目に優勝を決定します。この優勝は、十両での新しい記録として多くの注目を浴びました。5月場所でも再び優勝を果たし、連続での優勝は記録的な快挙となりました。

新入幕とさらなる挑戦

2025年7月場所では新入幕を果たし、自身の名前が大きく載った番付表に笑顔を見せた義ノ富士。同場所では優勝争いに加わりながら、11勝4敗の成績を収め、敢闘賞と技能賞を受賞しました。そして、2025年11月場所で東前頭5枚目の位置に昇進することが決定しました。彼の新たな四股名「義ノ富士」は、義理心情から名付けられたもので、自身の成長を示す象徴となっています。

結論

義ノ富士直哉は、これからの大相撲界を牽引する力士として期待されており、数々の挑戦を通じて多くの記録を打ち立ててきました。今後の彼の活躍に目が離せません。神秘的なスポーツである相撲において、新たな伝説を築いていく様子を見守りたいと思います。

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