義烏空港

義烏空港は、中国浙江省義烏市に位置する軍民共用空港です。市中心部からわずか5.5kmという近距離にあり、アクセスに便利な立地となっています。

歴史

義烏空港の歴史は、1970年に海軍の訓練用飛行場として開設されたことに始まります。その後、1988年に軍民共用化が決定され、1991年4月には、滑走路2,200mを備えた小型機向けのカテゴリ3C空港として開港しました。開港後も施設の拡充は続き、1993年には滑走路の延長や舗装の強化などが行われ、中型機に対応できるカテゴリ4Cに再分類されました。

2007年からは香港線が暫定的に運用されていましたが、国際線への需要の高まりを受け、2012年1月6日より国際線ターミナルの設置計画が開始されました。2013年10月の開業を目指し、ターミナル建設に加えて、3機分の航空貨物倉庫や新たな駐車場、連絡橋などが建設されました。また、既存施設の改築も合わせて実施されました。

これらの整備を経て、2014年8月6日に国際空港として正式に承認され、新たなスタートを切りました。

就航航空会社

義烏空港には、以下のような航空会社が就航しています。

中国南方航空
中国国際航空
天津航空
幸福航空
海南航空
華夏航空
九元航空
深圳東海航空
北部湾航空
スカイアンコール航空

これらの航空会社により、中国国内の主要都市や、一部国際都市へのアクセスが容易になっています。

義烏空港は、軍用飛行場としての歴史を持ちながらも、その後の拡張と整備により、重要な民間空港としての役割を担っています。今後も、利用者の増加とともに、その重要性はますます高まっていくことが期待されます。

もう一度検索