肝っ玉捕物帳

『肝っ玉捕物帳』は、1973年9月8日から1974年3月2日までフジテレビ系列で放送された時代劇ドラマです。フジテレビが制作を手掛け、土曜夜8時の時間帯に、初期は56分、1973年10月からは55分の放送枠で展開されました。

このドラマは、1972年までTBSで放送されていた人気ドラマ『肝っ玉かあさん』で主演を務めた京塚昌子さんと、その共演者であった沢田雅美さんを起用した点が特徴です。しかし、『肝っ玉かあさん』との関連性はなく、全く新しい時代劇として制作されました。京塚昌子さんは、その卓越した演技力で、本作でも物語の中心となるキャラクターを演じ、お茶の間の人気を集めました。

物語は、江戸時代を舞台にした捕物劇で、様々な事件や騒動に巻き込まれる人々を、京塚昌子さん演じる主人公が鮮やかに解決していく姿を描いています。時代劇ならではの勧善懲悪のストーリー展開に加え、ユーモラスな演出や心温まる人情話が盛り込まれ、幅広い層の視聴者から支持を得ました。

キャストには、津川雅彦さん、郷ひろみさん、朝丘雪路さん、水谷豊さん、伊吹吾郎さん、三ツ木清隆さん、左とん平さん、丹波哲郎さん、あおい輝彦さんなど、豪華な俳優陣が名を連ねています。彼らが演じる個性豊かなキャラクターたちが、物語に深みと彩りを添え、ドラマを盛り上げました。

『肝っ玉捕物帳』の制作スタッフもまた、優秀な人材が集結していました。原作は大西信行さんが担当し、脚本は大西信行さん、池田一朗さん、土橋成男さんが共同で執筆しました。演出は富永卓二さんが手掛け、時代劇ならではの世界観を映像で見事に表現しました。

このドラマは、時代劇ファンのみならず、幅広い視聴者層に楽しまれ、1970年代のテレビドラマ史にその名を刻みました。現在でも、時代劇専門チャンネルなどで再放送されることがあり、その人気は衰えていません。

京塚昌子
沢田雅美
津川雅彦
郷ひろみ
朝丘雪路
水谷豊
伊吹吾郎
三ツ木清隆
左とん平
丹波哲郎
あおい輝彦

スタッフ

原作：大西信行
脚本：大西信行、池田一朗、土橋成男
演出：富永卓二

外部リンク

* 肝っ玉捕物帖 - テレビドラマデータベース

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