脇田町 (川越市)

脇田町（わきたまち）

脇田町は、埼玉県川越市の中心市街地に位置する町名です。郵便番号は350-1122。

地理

川越駅周辺の商業地として発展しており、多くの人が行き交います。周辺地域としては、西に脇田本町、北に新富町、東に南通や仙波町、南東に菅原町が隣接しています。

地価

住宅地としての地価は比較的高く、2016年の公示地価では、脇田町5番2外の地点で1平方メートルあたり1,090,000円となっています。これは、この地域が商業地としてだけでなく、住宅地としても一定の価値を持っていることを示しています。

歴史

脇田町は、江戸期には入間郡河越領に属する脇田村でした。この地は古くは山田荘の一部であったと伝えられています。初期は川越藩の領地であり、その後、明治時代の廃藩置県を経て、入間県、熊谷県と管轄が変わり、最終的に埼玉県に属することとなりました。

歴史年表

1871年（明治4年）：廃藩置県により川越県の管轄となる。
1871年（明治4年）：第一次府県統合により入間県の管轄となる。
1873年（明治6年）：入間県が群馬県と合併し、熊谷県となる。
1876年（明治9年）：第二次府県統合により埼玉県の管轄となる。
1879年（明治12年）：郡区町村編制法により入間郡に属す。
1889年（明治22年）：町村制施行に伴い、川越町の大字脇田となる。
1922年（大正11年）：川越市の市制施行により、川越市の大字となる。
1961年（昭和36年）：大字脇田の一部が仲町の一部となる。
1962年（昭和37年）：大字脇田の一部が連雀町、中原町二丁目、新富町一丁目・二丁目、松江町一丁目、通町の各一部となる。大字脇田、大字大仙波、大仙波新田、大字小仙波、大字松郷、大字川越の各一部より脇田町が成立。大字脇田の一部が南通町の一部となる。
1964年（昭和39年）：大字脇田の一部が新宿町一丁目の一部となる。
1965年（昭和40年）：大字脇田の一部を田町に編入。大字脇田の一部が脇田本町、旭町一丁目〜三丁目の各一部となる。大字脇田の一部が脇田新町、広栄町となる。大字脇田は消滅。

世帯数と人口

2017年（平成29年）10月1日現在の情報では、世帯数と人口がそれぞれ記録されています。

小・中学校の学区

市立小・中学校への通学区域は、住所によって指定されています。

交通

脇田町は交通の便が良い地域です。東武東上線とJR川越線の川越駅が町域の南西側に位置し、特に東口側は町域に含まれています。西武新宿線の本川越駅も近く、埼玉県道229号本川越停車場線が町域の西側を通過しています。川越駅東口にはバスターミナルがあり、東武バスウエストが各方面への路線を運行しています。

施設

川越駅周辺に位置するため、多くの商業施設や銀行、病院などが立地しています。

東武東上本線側の川越駅
アトレマルヒロ
エキア（EQUIA）川越
川越警察署川越駅前交番
みずほ銀行
東和銀行川越支店
山口病院
クレアパーク
長松院

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年

関連項目

川越市の町名
* 埼玉県第7区

もう一度検索