至大

至大（しだい）は、中国・元の武宗（ブヤント・カアン、カイシャン）の治世で使用された元号です。具体的には、1308年から1311年までの期間を指します。モンゴル語の史料においては、「Či-dai」と転写されています。

改元の経緯

大徳11年12月29日（1308年）：カイシャンの即位に伴い、翌年から至大への踰年改元の詔が下されました。
至大4年3月18日（1311年）：アユルバルワダの即位に伴い、皇慶への踰年改元の詔が下されました。

西暦・干支との対照表


参考文献

* 渡部洋, 松川節, 小野浩, 古松崇志, 石野一晴, 毛利英介, 伴真一朗, 清水奈都紀「漢文・モンゴル文対訳「達魯花赤竹君之碑」(1338年)訳註稿」『大谷大学真宗総合研究所研究紀要』第29巻、大谷大学真宗総合研究所、2012年3月、107-238頁。

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