臼井橋

新潟市を繋ぐ、信濃川の要衝：臼井橋

新潟県新潟市秋葉区と南区を結ぶ臼井橋は、信濃川に架かる国道460号臼井バイパスの橋梁であり、地域の交通において重要な役割を果たしています。その全長は514.6メートルに及びます。

概要

臼井橋は、秋葉区子成場と南区臼井を結び、2015年10月12日に3代目となる新しい橋梁が開通しました。この橋梁の管理は、新潟市が政令指定都市に移行した2007年4月1日以前は新潟県が、以降は新潟市が行っています。橋の下流側には大郷橋が、上流側には小須戸橋が架かっています。

構造と特徴

臼井橋は、鋼8径間連続少数主桁鈑桁橋と鋼3径間連続箱桁橋という形式で構成されています。活荷重はB活荷重に対応しており、総幅員は12.5メートル、総鋼重は1,746トンです。床版には合成床版が使用され、藤木鉄工によって施工されました。

形式: 鋼8径間連続少数主桁鈑桁橋 + 鋼3径間連続箱桁橋
活荷重: B活荷重
橋長: 514.6 m
支間割: ( 8×40.15 m ) + ( 60.3 m + 70.0 m + 60.3 m )
幅員: 12.500 m
総鋼重: 1,746 t
床版: 合成床版
施工: 藤木鉄工

歴史

初代橋梁

1927年1月に木橋として初代の橋梁が竣工し、その後県道に指定されました。1964年の新潟地震では、白根市域の信濃川に架かる4つの道路橋梁の中で唯一落橋を免れましたが、老朽化が進行し、自動車交通量の増加に対応できなくなりました。

2代目橋梁

1971年8月30日に2代目の橋梁が竣工しました。橋長は383.6メートル、幅員は8.8メートルで、片側1車線と両側に幅1メートルの歩道を備えていました。しかし、右岸側の取り付け部分が潜り橋となっていたり、西詰側が狭隘な区間を通っていたりするなどの課題がありました。

3代目橋梁

1993年に主要地方道新津白根線が国道460号へ指定変更され、臼井バイパスの整備が進められました。バイパス区間に含まれていた臼井橋の架け替えは、2015年10月12日に竣工・開通し、臼井バイパスは全線完成となりました。これにより、2代目の橋梁は役目を終え、通行止めとなりました。

現在の橋は３代目となり、交通のスムーズ化と安全性の向上に大きく貢献しています。

まとめ

臼井橋は、地域の発展とともに進化してきた橋梁であり、その歴史は地域の交通事情の変化を反映しています。 современный な橋梁として生まれ変わった現在も、地域の人々の生活を支え続けています。

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