舞咲りん

舞咲りん：宝塚歌劇団から保育士への華麗なる転身

舞咲りん（まいさき りん）は、11月26日生まれ、宮崎県宮崎市出身の元宝塚歌劇団雪組の娘役です。宮崎女子高等学校を卒業後、身長160cmの彼女は、愛称「ヒメ」として親しまれていました。

宝塚歌劇団での輝かしい経歴

1997年、宝塚音楽学校に入学。1999年に85期生として宝塚歌劇団に入団し、初舞台を踏みました。入団時の成績は9番と優秀で、雪組に配属されました。

2011年には、音月桂のトップお披露目となる「ロミオとジュリエット」で、大劇場で初のエトワールに抜擢され、その歌声で観客を魅了しました。

2020年3月22日、「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団。退団公演でも自身4度目となるエトワールを務め、有終の美を飾りました。

保育士への転身

宝塚歌劇団退団後、舞咲りんは幼い頃からの夢であった保育士になることを決意し、宮崎学園短期大学の保育科に社会人枠で入学しました。2023年に卒業後は、実家の保育園に保育士・音楽療法士として勤務しています。

保育士・音楽療法士として働く傍ら、テレビ宮崎の『#Link』にレギュラーコメンテーターとして出演していましたが、現在は不定期出演となっています。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

舞咲りんは、宝塚歌劇団時代に数多くの舞台に出演しました。以下に主な舞台を記載します。

1999年4 - 5月、雪組『再会』『ノバ・ボサ・ノバ』（宝塚大劇場）
2000年、バウホール『ささら笹舟』直江
2001年、バウホール『アンナ・カレーニナ』エカテリーナ・シチェルバツキー（キティ）
2002年、『追憶のバルセロナ』チェキータ、新人公演：ビアンカ
2003年、『春麗の淡き光に』上臈、新人公演：忍
2004年、『スサノオ』アズキヒメ、新人公演・オキノヒメ
2005年、『霧のミラノ』クレリア、新人公演：ジーナ
2006年、『ベルサイユのばら-オスカル編-』ヘリオトロープ
2007年、『エリザベート』女官
2008年、『君を愛してる-Je t'aime-』ラヴァンド
2009年、『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』マニトゥ
2010年、『ソルフェリーノの夜明け』シスター・ネネット
2011年1 - 3月、『ロミオとジュリエット』 エトワール
2012年10 - 12月、『JIN-仁-』松本敦子／ヨネ『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』 エトワール
2013年4 - 7月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』ブリジッド
2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次』加賀
2015年1 - 3月、『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』マリー・ルゲイ
2016年2 - 5月、『るろうに剣心』揚屋の女将
2017年4 - 7月、『幕末太陽傳（ばくまつたいようでん）』やり手おくま
2018年6 - 9月、『凱旋門』リュシェンヌ・マルチネ
2019年5 - 9月、『壬生義士伝』 - ビショップ夫人（イザベラ・バード）
2020年1 - 3月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA（ワンス アポン ア タイム イン アメリカ）』 - シュタイン 退団公演、エトワール

宝塚歌劇団での華やかな舞台経験を経て、保育士という新たな道に進んだ舞咲りん。その多才な才能と情熱は、これからも多くの人々に感動と希望を与え続けることでしょう。

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