船橋市立三咲小学校

船橋市立三咲小学校について

船橋市立三咲小学校（ふなばししりつ みさきしょうがっこう）は、千葉県船橋市二和東五丁目に所在する公立小学校です。地元では「三咲小」（みさきしょう）の愛称で親しまれています。2008年には創立130周年を迎えた伝統校であり、長きにわたり地域に根ざした教育活動を行ってきました。学校の所在地は二和東ですが、校名が三咲小学校である理由は、沿革に深く関わっています。

学校の歴史

三咲小学校の歴史は、1878年（明治11年）に、二和の星野清左衛門邸で倍田栄仙が6人の子弟に教え始めたことに遡ります。その後、1879年（明治12年）に法典小学附属小学校として正式に学校として認可されました。

1886年（明治19年）には金杉小学校の附属小学校となり、1888年（明治21年）には二和小学校簡易科と名称を変更。1891年（明治24年）には、星野邸での学習を終え、金杉尋常小学校に合併されます。しかし、1900年（明治33年）には八栄第二尋常小学校として独立し、二和88番地に校舎を新設しました。

1911年（明治44年）には、東葛飾郡八栄村大字三咲358番地に新校舎を建設し移転。しかし、1918年（大正6年）には台風により校舎が倒壊し、一時的に2ヶ所の仮教場で授業を行うことになりました。1920年（大正8年）に新校舎が完成し、教育環境が整います。1936年（昭和11年）には高等科を併設し、東葛飾郡八栄尋常高等小学校と改称。

1937年（昭和12年）には船橋市に合併されたため、船橋市八栄尋常高等小学校と改称。1941年（昭和16年）には船橋市三咲国民学校と改称されました。太平洋戦争中には、軍隊の駐屯により、星影神社と三咲稲荷神社に分散して授業を行うという困難な時期もありましたが、終戦後、1946年（昭和21年）に現在の二和町127番地の旧陸軍無線送信所跡地に移転しました。

1947年（昭和22年）には学制改革により、船橋市立三咲小学校と改称され、現在の三咲小学校が発足。御滝中学校の校舎が完成するまでは併設されていました。その後、1960年（昭和35年）に校章と校旗を制定、1962年（昭和37年）に校舎鉄筋化工事が始まり、1967年（昭和42年）には校歌が制定され、第1棟の落成式と校歌発表会が行われました。

1968年（昭和43年）から1969年（昭和44年）にかけて第2棟が増築され、教育環境が拡充されました。その後、生徒数の増加に伴い、1971年（昭和46年）に船橋市立大穴小学校、1973年（昭和48年）に船橋市立八木が谷小学校、1977年（昭和52年）に船橋市立大穴北小学校、1978年（昭和53年）に船橋市立二和小学校、1983年（昭和58年）に船橋市立咲が丘小学校が新設され、児童が移籍しました。1980年（昭和55年）には校長室前に観察池が完成、1982年（昭和57年）にはプール改築工事が完了しました。

教育環境

三咲小学校は、児童の成長を第一に考えた教育活動を展開しています。伝統を重んじながらも、時代に合わせた新しい教育にも積極的に取り組んでいます。また、地域との連携を大切にし、地域に開かれた学校づくりを目指しています。

アクセス

最寄り駅は新京成電鉄新京成線の二和向台駅で、駅から徒歩2分と非常にアクセスが良い場所に位置しています。これにより、通学の便も良く、地域住民にとって利用しやすい学校となっています。

著名な出身者

三咲小学校の著名な卒業生には、プロ野球選手として活躍した小笠原孝（中日ドラゴンズ二軍投手コーチ）がいます。

周辺施設

学校周辺には、地域住民の生活を支える様々な施設があります。詳細については、公式ホームページなどでご確認ください。

外部リンク

三咲小学校｜ホームページ


三咲小学校は、長い歴史の中で、幾度かの移転や変遷を経て、現在の形となりました。この歴史を胸に、これからも地域に根ざした学校として、子どもたちの成長を支えていきます。

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