芝大門

芝大門（しばだいもん）

芝大門は東京都港区に所在し、現行の行政町名として芝大門一丁目と芝大門二丁目があります。この地域は、芝地区総合支所の管轄内にあり、郵便番号は105-0012です。

地理

芝大門は港区の北東部分に位置し、北側には新橋、東側には第一京浜（国道15号）を挟んで浜松町があり、南側には古川（渋谷川）を挟んで芝が隣接しています。西側には日比谷通りを挟んで芝公園があります。また、町域の東端には都営地下鉄の大門駅があり、西端には増上寺の大門があります。

地名の由来

芝大門という町名は、1972年に住居表示が実施された際に新たに命名されました。この地域はかつて増上寺の門前町として栄えていましたが、狭小な町が混在しており、明確な町の中心が無かったため、地元での俗称である「大門（増上寺の大門に由来）」が新たな町名に採用されました。

歴史

沿革

芝大門の歴史は古く、1598年に増上寺が麹町から現地に移転し、商業活動が活発化しました。江戸時代初期には、芝片門前や芝中門前、芝三島町といった異なる町名が付けられ、独立した門前町として繁栄しました。1868年に東京府が設立されると、この地域は東京府に組み入れられました。1878年には芝区が設立され、1889年には東京市芝区となりました。1903年には路面電車が開通し、地域名が停留所名に使用されました。

1911年には、町名から「芝」の名前が省かれ、様々な名称が変更されましたが、1947年に港区が設立される際には再度「芝」の名が取り入れられました。1964年には都営地下鉄1号線（現・浅草線）が開通し、大門駅が設けられました。1972年には住居表示が実施され、現在の芝大門の町名が確立されました。

世帯数と人口

2019年8月1日現在の世帯数と人口については、最新のデータを参考にしてください。

小・中学校の学区

区立の小・中学校に通う場合、地域の学区は明示されています。

交通

鉄道

芝大門は、都営地下鉄の大門駅を利用することができ、浅草線と大江戸線が通っています。さらに、JR浜松町駅や都営地下鉄三田線の御成門駅も徒歩圏内にあります。

道路

芝大門の周辺には主要な道路が通っています。首都高速都心環状線は芝大門二丁目の南側を通過し、直接の出入り口はありませんが、芝公園出入口が最寄となります。また、国道15号（第一京浜）が地域の東側を南北に通過しています。

施設・史跡

芝大門には以下のような重要な施設や史跡があります：

• - 日本赤十字社ビル（芝大門一丁目）
• - 芝大神宮（芝大門一丁目）
• - 芝NBFタワー（芝大門一丁目）
• - 常和芝大門ビル（芝大門二丁目）
• - 芝大門郵便局（芝大門一丁目）
• - 港浜松町郵便局（芝大門二丁目）
• - シンフォニア テクノロジー本社
• - レゾナック本社ビル（旧昭和電工本社ビル）

それぞれの施設は地域の歴史や文化に深く根ざしており、多くの人々が訪れる場所でもあります。

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