芦屋出入口

芦屋出入口（あしやでいりぐち）

芦屋出入口は、兵庫県芦屋市及び西宮市に位置する、阪神高速道路3号神戸線上に設けられた主要なインターチェンジ（出入口）の一つです。この出入口は、阪神高速道路のネットワークにおいて「3-11」の路線番号が付与されています。

このインターチェンジの最大の特徴は、構造がハーフインターチェンジであるという点です。具体的には、大阪方面からの流入、そして大阪方面への流出のみが可能となっています。神戸方面へのアクセスや、神戸方面からの退出はこの出入口では行えません。したがって、利用者は進行方向に応じて適切にインターチェンジを選択する必要があります。

また、芦屋出入口は、その料金収受の仕組みにおいてもユニークな特徴を持っています。通常、都市部の高速道路の出入口では、流入側に料金所が設置されることが多いですが、芦屋出入口では出口側にも料金所が設けられています。これは、かつてこの出入口と、その一つ大阪寄りに位置する西宮出入口との間に、特定の料金体系が適用される特定料金区間が設定されていた歴史的背景に由来します。この特殊な料金制度に対応するため、出口側での料金収受が必要となり、現在の構造が維持されています。これにより、利用者は出口を通過する際に料金の支払いまたは確認を行うことになります。

芦屋出入口が接続する一般道路は、主要幹線道路である国道43号です。国道43号は、「第二阪神国道」とも称され、兵庫県から大阪府にかけての阪神間を東西に貫く重要な道路であり、この出入口を利用することで、円滑に阪神高速3号神戸線と国道43号との間で乗り換えを行うことができます。これにより、周辺地域へのアクセスや、広域的な移動の利便性が確保されています。

阪神高速3号神戸線上での位置関係を見ると、大阪方面に向かって一つ手前のインターチェンジは(3-10)西宮出入口です。一方、神戸方面に向かってこの出入口の先には、本線料金所である芦屋TB（芦屋本線料金所）が設置されており、そのさらに先に(3-12)深江出入口が位置しています。このように、芦屋出入口は西宮出入口と深江出入口の間に挟まれた位置にあり、芦屋TBの手前に設けられていることがわかります。

この芦屋出入口に関する情報は、日本のインターチェンジ一覧など、高速道路関連の資料やウェブサイトで確認することができます。阪神高速道路株式会社の公式ウェブサイトでも、各インターチェンジの詳細な情報や利用案内が提供されており、利用を検討する際の参考になります。

総じて、芦屋出入口は、その場所、構造（ハーフIC）、そして出口料金所といった特徴を持つ、阪神高速3号神戸線における重要なアクセスポイントの一つです。特定の利用方向や、かつての料金制度に由来する特徴を理解した上で利用することが、円滑な通行のために推奨されます。

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