花影アリス

花影アリス：宝塚歌劇団から女優へ、そして新たな人生へ

花影アリスさんは、2002年に宝塚歌劇団に入団し、宙組の娘役スターとして活躍した元宝塚歌劇団のスターです。愛称は「アリス」。大阪府大東市出身で、身長161cm。2000年に宝塚音楽学校に入学、88期生として華々しい宝塚人生の幕を開けました。

宝塚歌劇団時代：輝ける舞台人生

星組公演『プラハの春／LUCKY STAR!』で初舞台を踏んだ花影さんは、その後宙組に配属。花總まりさんに似た容姿で早くから注目を集め、2004年の『ファントム』で新人公演初ヒロインに抜擢されました。その後も『NEVER SAY GOODBYE』など、4度にわたって新人公演ヒロインを務め、その実力と人気を不動のものとしました。

2006年には『UNDERSTUDY』でバウホール公演初ヒロイン、2007年には青山劇場・シアターBRAVA!公演『ALL SHOOK UP』で外部出演を果たし、坂本昌行さんと共演。さらに、2008年にはトップ娘役の陽月華さんの休演に伴い『雨に唄えば』（梅田芸術劇場公演）で代役としてヒロインを務めるなど、数々の重要な役を演じ、その高い演技力と表現力を観客に示しました。

バウホール公演にも複数回出演し、『ジュ シャント』では2度目のバウホール公演ヒロインを務めています。2010年、『TRAFALGAR／ファンキー・サンシャイン』東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。宝塚在団中は、『風と共に去りぬ』などの全国ツアーにも参加するなど、多岐にわたる舞台経験を積みました。また、エトワールとしても活躍し、その華麗なダンスと存在感で観客を魅了しました。

芸名と宝塚への憧れ

花影アリスという芸名は、「不思議の国のアリス」から名付けられました。アリスが小さくなった時に、花の影に隠れているイメージからインスピレーションを得たとのことです。小学6年生の時に観た雪組公演『虹のナターシャ』がきっかけで宝塚を志し、受験スクールに通い、中学卒業と同時に宝塚音楽学校に合格するという努力家の一面も持っていました。

退団後：女優として、そして新たな人生へ

宝塚歌劇団退団後は、融合事務所に所属し、女優として芸能活動を再開しました。舞台『アンタッチャブル』や『SHINGEN〜風林火山落日〜』などに出演。テレビドラマ『遺留捜査』や大河ドラマ『平清盛』にも出演するなど、幅広く活躍されました。その後、結婚を機に芸能界を引退されました。

華麗なるキャリアと未来

宝塚歌劇団在団中は、新人公演ヒロイン4回、バウホール公演ヒロイン2回という輝かしい実績を残しました。持ち前の歌唱力、演技力、そして何よりも類まれな努力によって、多くの観客を魅了し続けた花影アリスさん。その華麗なキャリアは、多くの人に感動と希望を与え続けました。結婚後、芸能活動を引退したものの、彼女が培ってきた才能と経験は、今後の人生においても新たな形で花開くことでしょう。

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