若葉ひろみ

若葉 ひろみ（わかば ひろみ）

若葉ひろみは、大阪府豊中市出身の女優で、元宝塚歌劇団の花組トップ娘役として知られています。彼女は4月29日生まれで、身長は162cm、血液型はO型です。彼女の愛称には「ひとみ」や「ヒトさん」があります。樟蔭学園を経て、1975年に宝塚歌劇団に入団し、彼女の舞台人生は始まりました。

来歴

若葉は1975年、61期生として宝塚歌劇団に入団し、初舞台は月組の公演『春の宝塚踊り／ラムール・ア・パリ』でした。この時、彼女は入団時の成績で46人中4位という好成績を収めました。同期生には、人気男役の湖条れいかや朝香じゅんなどがいます。当初は男役として活動しましたが、1976年の花組配属後、新人公演でドア・ボーイ役を演じ、徐々に実力を示していきました。

1979年には『紅はこべ』の新人公演で悪役ショーヴランを演じ、男役として注目を浴びることになりましたが、1980年に娘役へと転向しました。1981年には、バウホール公演『恋の特ダネ』で初ヒロインに抜擢され、本公演でもヒロインを務めます。同年、後輩の美雪花代の退団を受けて、花組のトップ娘役に就任しました。東京公演『友よこの胸に熱き涙を／ファースト・ラブ』でお披露目され、松あきらや順みつき、高汐巴と共に舞台を盛り上げました。

代表作としては、『夜明けの序曲』の川上貞奴や『琥珀色の雨にぬれて』のシャロンなどがあります。1985年にはハワイ公演にも参加し、同年の7月30日に『愛あれば命は永遠に』の東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団しました。

退団後は、女優として舞台を中心に活動を続けました。一時期は本名での活動もありましたが、現在は若葉ひろみの名で舞台や映像作品に出演しています。彼女は1999年には、宝塚OG公演『心中・恋の大和路』でヒロインの梅川を演じるなど、再び注目を集めました。

宝塚歌劇団時代の代表的な舞台

若葉の宝塚歌劇団時代には、多くの舞台で活躍しており、主な作品に以下があります：

• - 花組時代

- 1976年8月：『うつしよ紅葉』新人公演
- 1978年2月：『風と共に去りぬ』新人公演
- 1980年5月：『花小袖』新人公演
- 1981年3月：『宝塚春の踊り〈花の子供風土記〉』

• - トップ娘役時代

- 1981年7月：『友よこの胸に熱き涙を』
- 1982年3月：『春の踊り』
- 1984年2月：『琥珀色の雨にぬれて』
- 1985年3月：『愛あればいのちは永遠に』

宝塚退団後の活動

退団後、若葉は多彩な舞台やテレビドラマ、Vシネマなどで活躍しています。特に舞台では、1987年の『ジュディ・ガーランド スター誕生』や1990年代の『ミュージカル坂本龍馬』等に出演。テレビドラマでも多くの作品に出演し、演技力を発揮しています。また、1990年には『暴れん坊将軍III』に登場し、彼女の幅広い演技範囲を証明しました。

若葉ひろみは、宝塚歌劇団時代に培った経験を生かし、今後も多くの舞台でその魅力を発信し続けることでしょう。

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