若葉町停留場

若葉町停留場（長崎電気軌道）

若葉町停留場は、長崎県長崎市若葉町にある長崎電気軌道本線の路面電車停留場です。駅番号は14で、1号系統、2号系統、3号系統が停車します。地域住民の足として、また観光客にとっても重要な交通拠点となっています。

歴史

若葉町停留場は、1952年（昭和27年）に開業しました。本線の大橋 - 住吉間の開通から2年後のことです。開設日は1952年4月11日から4月21日の間と推察されています。停留場名は社内募集により決定され、平和を願う思いから「若葉町」と命名されました。ちなみに、入選作として「十字ヶ丘」と「緑ヶ丘」という案もありました。

所在地である長崎市若葉町の町名は、この停留場に由来しています。地域の要望により1964年（昭和39年）に命名されました。停留場の読み方は、当初「わかばちょう」でしたが、1994年（平成6年）に「わかばまち」へと変更されています。

1998年（平成10年）には、国道206号住吉交差点の渋滞緩和のための拡幅工事に伴い、北隣に千歳町停留場が新設されたのを受けて、停留場が南へ140メートルほど移設されています。

年表

1952年（昭和27年）4月：開業。当時は「わかばちょう」と呼称。
1994年（平成6年）12月22日：停留場の読みを「わかばまち」に改める。
1998年（平成10年）5月7日：南へ約140メートル移設。

構造

若葉町停留場は併用軌道区間にあり、道路上にホームが設置されています。ホームは2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟んで向かい合わせに配置された相対式ホームです。東側が長崎駅前方面行き、西側が赤迫方面行きのホームとなっています。

赤迫方面行きのホームは、バス停との兼ね合いで長さが17.5メートルと短く、長崎駅前方面のホームの半分しかありません。そのため、電車が1両しか停車できず、ホームの手前で電車が信号待ちをする光景が見られます。

利用状況

長崎電軌の調査によると、1日の乗降客数は以下の通りです。

1998年 - 1,593人
2015年 - 1,400人

周辺施設

停留場の周辺には、スーパーや商店が数多くあります。

ダイレックス若葉町店
日産プリンス長崎販売若葉店
たちばな信用金庫住吉支店
ほんだらけ若葉店
ホテルシーボルト
OK PRO住吉店

バス路線

若葉町停留場には、長崎自動車（長崎バス）と長崎県交通局（県営バス）の「若葉町」バス停留所が併設されています。

長崎バス：住吉・滑石・時津・長与・昭和町方面 - 若葉町 - 大橋・浦上駅前・長崎駅前・中央橋・長崎新地方面
* 県営バス：滑石・住吉 - 若葉町 - 長崎駅前・中央橋・長崎東中学校・高校方面

隣の停留場

長崎電気軌道
本線（■1号系統・□2号系統・■3号系統）

千歳町停留場（13） - 若葉町停留場（14） - 長崎大学停留場（15）


若葉町停留場は、地域の生活を支える重要な交通拠点であるとともに、平和への願いが込められた歴史ある停留場です。長崎を訪れた際には、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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