苫小牧東インターチェンジ

苫小牧東インターチェンジ：道央道と日高道を結ぶ交通の要衝

北海道苫小牧市字植苗に位置する苫小牧東インターチェンジ（苫小牧東IC）は、道央自動車道と日高自動車道を接続する重要なインターチェンジです。しかし、その構造は一般的なインターチェンジとは異なり、一般道と日高自動車道との直接的な流出入はできません。道央自動車道との接続はスムーズに行えますが、一般道から日高自動車道へのアクセス、あるいはその逆は、沼ノ端東インターチェンジを経由する必要があります。

複雑なインターチェンジ構造と料金システム

苫小牧東ICは、一般道（北海道道91号苫小牧東インター線）と道央自動車道、そして日高自動車道（道央自動車道方面のみ）との接続に特化した構造となっています。そのため、一般道から日高自動車道へ、または日高自動車道から一般道へのアクセスはできません。この点が、他のインターチェンジと大きく異なる点です。日高自動車道と一般道を繋ぐには、沼ノ端東ICの利用が不可欠です。

料金システムも独特です。苫小牧東本線料金所が併設されており、道央自動車道から日高自動車道へ向かう際はここで沼ノ端西ICまでの料金を支払います。逆に、日高自動車道から道央自動車道へ向かう際は、ここで沼ノ端西ICの通行券を受け取るか、ETCの情報を記録する必要があります。なお、日高自動車道のこの区間は東日本高速道路が管轄する有料道路となっています。

歴史と近年の発展

苫小牧東ICの歴史は、道央自動車道の開通に遡ります。

1978年（昭和53年）10月24日：道央自動車道 千歳IC - 苫小牧東IC間が開通
1980年（昭和55年）10月29日：道央自動車道 苫小牧東IC - 苫小牧西IC間が開通
1998年（平成10年）3月23日：日高自動車道 苫小牧東IC - 沼ノ端西IC間が開通
2013年（平成25年）8月3日：地域活性化インターチェンジ制度により新千歳空港ICが開通
2018年（平成30年）12月：IC番号が「6」から「22」に変更
2020年（令和2年）12月13日：地域活性化インターチェンジ制度により苫小牧中央ICが開通

近年は、地域活性化インターチェンジ制度による新千歳空港ICや苫小牧中央ICの開通など、周辺道路網の整備が進んでいます。

周辺環境とアクセス

苫小牧東IC周辺には、ゴルフ場やホテル、ウトナイ湖などの観光スポットが点在しています。

ニドム（ゴルフ場、ホテル）
ウトナイ湖
道の駅ウトナイ湖
北海道ブルックスカントリークラブ
千歳空港カントリークラブ
北海道リバーヒルゴルフ倶楽部
苫小牧ゴルフリゾート72（エミナゴルフクラブ、アイリスゴルフクラブ）

これらの施設へのアクセスにも、苫小牧東ICは重要な役割を果たしています。

接続道路と料金所詳細

苫小牧東ICは、道央自動車道、日高自動車道、そして北海道道91号苫小牧東インター線と接続しています。間接的には、国道36号、国道234号、国道235号にもアクセス可能です。

料金所は、苫小牧東IC料金所と苫小牧東本線料金所の2ヶ所があり、合計12ブースを有しています。ETCレーンも複数設置されており、スムーズな通行をサポートしています。詳細なブース数は以下のとおりです。

苫小牧東IC料金所
入口：2ブース（ETC専用1、ETC/一般1）
出口：4ブース（ETC専用2、一般2）

苫小牧東本線料金所
入口：3ブース（ETC専用1、一般2）
* 出口（日高道・浦河方向）：3ブース（ETC専用1、一般2）

まとめ

苫小牧東ICは、道央自動車道と日高自動車道を結ぶ重要なインターチェンジであり、周辺地域の交通の要衝となっています。複雑な構造と料金システム、周辺環境、接続道路の情報などを理解することで、よりスムーズで快適なドライブを楽しむことができるでしょう。

もう一度検索